<前回から続く>

前回の記事で紹介したエストニアの電話番号付きで世界で使えるSIMカード(携帯回線)の続きです。
☆日本国内での音声通話料金
着信料金:0円
日本国内宛て国内通話:1分0.39ユーロ(47.1円)
日本国内のairBalticcard宛て:1分0.19ユーロ(22.9円)
SMS送信:1分0.06ユーロ(7.26円)注

オフィシャルサイトで各国での料金が検索できます。日本語版ページでは日本円で表示されますが、1ユーロ130円程度で計算されているよう。
日本国内をはじめ世界150か国で着信料金が無料。
海外の回線だとかかってきた電話に出る(着信)だけでも結構高額な着信料金がかかりますが、airbaltticカードだと無料なのが特徴。海外旅行の際に連絡先として家族・友人に教えるように使えますね。
(海外で使える日本の携帯電話を海外で使った場合も同様に要着信料金)
また日本国内宛て通話も1分約47円とそんなに高くないのも注目。面白いのはairBalticcardate同士の通話は割安な通話料が適用されます。
音声発信はダイヤルして発信すると一度通話が切れて、すぐに折返し着信が来る。その着信に出ると通話できる。というコールバック方式。
日本国内に発信する際は 81+(相手先電話番号の頭の0を取る)で発信。
例:03ー5321ー1111(都庁)に発信の場合、81-3-5321-1111にかける。
注:SMS送信はSIMToolkitを使用した特別な方法での送信時。通常の方法で送信したら1通0.85ユーロ(102.85円)かかりました。
SIMToolkitでの送信方法は日本の代理店「パシフィックプロジェクト合同会社」のサイト で解説されています
私のandroid端末では「SIMtoolkitアプリ(プリインされていた)→"extras"→"Send USSD SMS"→相手先電話番号を+国番号から入力」でした

☆日本でのデータ通信
1MBあたり0.22ユーロ(26.8円)
「データパック58」3GB・30日有効で35ユーロ(4235円)(日本の他14か国で使用可能)
「データパック9」1GB・30日有効で55ユーロ(6655円)(日本の他62か国で使用可能)
残念ながらデータ通信に関しては日本国内での使用はかなり割高でメリットは殆どないです。日本が対象のデータパックを増やしてほしいですね。
1MB当たり0.015ユーロ(1.8円)のデータパック48が日本でも使えればお得なのですが・・。
☆海外でのデータ料金
基本データ料金は1MBあたり0.22ユーロ(26.8円)ですが、約24種類のデータパックが用意されていているので、行先国にあわせて申込むのがベスト。
ラトビアの会社のSIMだからか、割安なのは欧州やロシアが中心。アジア圏は今ひとつ・・。データパックの種類が多いので事前に確認しておくのがお勧め。
香港や韓国など全49か国で使用可能な「データパック48:1MB当たり0.015ユーロ(1.8円)で年間1ユーロ」は予備用などちょっとした利用にはお勧め??
データパックの複数同時適用は不可能なのは要注意。既存のパックの有効中に新しいものを申し込むと既存のものが破棄される模様。

データパックの申し込み・チャージ・面白機能などマイページで設定できます。
一部は端末からUSSDコードでも可能な模様
その他の面白機能
☆発信者電話番号を任意の電話番号を設定できる
自分のメインで使ってる電話番号に設定すれば電話を受ける相手も安心??
☆位置情報が約300mの範囲でわかる。
月額1ユーロで月100回検索が可能。androidならgoogleの「端末を探す」アプリの方が便利なので利便性は・・??
☆着信転送
airBalticcard宛てにかかってきた電話を好きな番号に無料で転送。
☆チャージ切れでもワンギリ発信可能
イザという時に役立つかも??
☆イギリス用電話番号が持てる
3か月1.5ユーロ、24か月12ユーロ他。カードのエストニアの番号に追加して+44のイギリスの電話番号を持つことも可能。イギリスに行く人や係わりがある人には役立つ??イギリスの電話番号はリストから選択可能
☆その他の情報
ソフトバンクの訪日外国人向け無料WiFiサービス「FREE Wi-Fi PASSPORT」→*8180に発信しても接続できずパスワードが取得できないので利用不可
格安通話のブラステル発信:日本国内での0091-2020発信→利用できず。0120-982-611による発信→利用できず
ということでairBalticcardの料金や面白機能を紹介しました。
日本国内での実用的な??使い方は、データSIMなど音声発信が出来ないSIMを入れているスマホにデュアルでいれておいて、メインの携帯が使えない時(電池切れや忘れたとか)に、急ぎで電話をしたい。などの時役立つかなと・・。
発信番号を設定できる機能があるので、自分のメイン番号にしておけば「変な海外の電話番号から電話がかかってきたから出なかった」となることも防げそうです。
通話料金が安めに設定されているのは、エストニアに電話をかける形になるので、国際電話の着信量で稼ぐモデルになってるのカナ?と推測しました。
このairBalticcardateでは、公式サイトに日本語版ページがあるほかに、日本の代理店が「パシフィックプロジェクト合同会社」 が日本語版の解説サイトを公開しているので詳しくはそちらの参照をお勧めします。
(オフィシャルサイト)
(パシフィックプロジェクト合同会社)
*記事中のユーロ換算レートは1ユーロ当たり121円で計算(10銭未満切り捨て)