TOMOKOさんのコンサートで、受付をお手伝いさせてもらったわけだけれど、ちょっと考えさせられる場面がありました。
開演まで一緒に受付にいてくれるTさん(開演したらステージ裏スタッフに変身)と、打ち合わせをしていたら、エレベーターから人が。
早くから来るお客さんもいるからなと、いらっしゃいませ言おうとしたら、そこには、見るからに浮浪者の方。
私たちも、いい大人なので、「人を見かけで判断しては失礼」ってことはわかります。
しかし、髪も汚れているし、ヒゲもボサボサ、衣服も汚い、荷物も、いろいろな物を詰め込んだスーパーの袋を複数持って。
何よりも、臭いが困った。
間違いなくその世界の人!
エレベーターの真ん前のベンチに陣取る。
「ヤバい、どうする?」
「あれじゃ他のお客さんびっくりするよ」
「涼みにきただけかな~」
「私たちじゃ、どいてもらう権限ないもんね」
と悩んだ末、ホールの係の人に来てもらうことにしました。
係の人が聞いてくれた結果
『音楽を聴きに来ました』とのこと。
もうこれでは私たちは何も言えません。
コンサート中は彼は一番奥の席に座って居たけれど、やはり近くの席は空席になっていた(笑)
終演後の打ち上げは、お客さんが帰ったあとのロビーでやったのですが、
その時も彼は、残っていてずっと座ってました。
やっぱり普通じゃありませんでした。
ほんとにマジに、人間として、人を見かけで判断して排除しようとすることはいけないことです。
しかし、大勢の人が集まる場所ならそれなりの雰囲気にするって言うのは常識では?
彼を浮浪者と決めつけた私たちに不快な気持ちを持つ人もいると思いますが、普通の人はあんな姿で街を歩いてません!
街のホールで、入場無料、どなたでもどうぞ、って感じのライブの弱点を見ました。
得に暑い日寒い日なんかは、あてのない人にとっては便利です。
ロビーに長時間ただいたら、やはり追い出されるだろうけど、
どなたでもどうぞなら、少なくとも2時間くらいは、堂々と席を確保して涼める、休める。
私たちのサックス発表会も入場無料どなたでも通りすがりにどうぞ形ですが、いろいろ考えさせられる経験でした。
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