キヨカラーの『マァ~ッ』といってみよう!其の参

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レジ袋有料化を楽しもう!?

2006年01月28日 | オススメのデザイン/アート!
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クリエイションギャラリーG8~『ECO BAGS SAVE THE EARTH』


昨年末の話ですが、クリエイションギャラリーG8へチャリティー企画のエコバッグ展『ECO BAGS SAVE THE EARTH』を観に行って来ました。

今回は約280名のクリエイターによる『エコバッグ』のデザインで収益金はユニセフへ寄付されるという企画展。

廃棄物の発生抑制・消費削減リデュース:Reduce)、再使用リユース:Reuse)、再生利用リサイクル:Recycle)という『3R』スリーアール)の取組を通じて循環型社会と環境保護、レジ袋を減らして資源節約、そしてもっと気軽に、もっと楽しく、地球に優しい生活を送ろうというのがテーマ。

昔のような生活になりますが、みんなが素敵なマイバッグを持って買い物にいけば、楽しくなるし、レジ袋のゴミも減りますよね!私も普段は買い物したらなるべくリュックに詰めるようにしています。

『3R』はエコな方やISOを取得している企業ではお馴染みですかね?私も以前お世話になったところでISOの研修を受けましたが、沢山の小さなことの積み重ねと、1人1人がちゃんと心掛けて実行することが、当たり前ですが大切なんですよね。

デザイナーの仕事によっても違いますが、世の中に伝える橋渡しの役割を担っていても、作業をしていると“3R”というコンセプトを守れない場合も実際多いのでははないでしょうか?でも最大限その環境で、できることはやらないとね!

話がそれましたが、レジ袋有料化。

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2005年10月「環境にやさしい買い物キャンペーン」PRキャラクターのコマメちゃん



今週月曜日におおまかな方向性が決まりましたね。たまたま、この日の朝、レジ袋はどうなるのか気になって環境省の担当者と『こうしたら良いのでは?』っていう雑談をしてみました。

1年間に家庭からゴミとして出されるレジ袋が約60万トン、約3億枚?が1回しか使われずにゴミになっているのが大問題ということで、マイバックを持って買い物に行くことでゴミを減らすというのが、レジ袋有料化の目的。

最初の発表があった時、レジ袋を生産している会社やコンビニ等で猛反発がありましたが、こういう企業はよろしくないですね。なんか癒着や美味しい汁を啜ってそうで嫌な感じです。確かに消費者も5~10円負担しなければならず、ブーイングですが、考え方をかえれば、ビジネスとエコロジーが結びつく最大のチャンスだと思う。

今現在あるレジ袋の問題点は石油製品つまりビニールでできていること。燃やせばダイオキシンが発生するし、いくら減らしてもこのビニールは10年100年経っても土にかえらず残り続けるということ。埋め立てて、土を被せておけば無くなったと、見えなくなれば無くなったと勘違いしてしまうんですよね。だからリサイクルしなければならない物の不法投棄がふえちゃうんですよねぇ。



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写真は株式会社ケンコウより~生分解性プラスチック物解のしくみ



最近バイオプラスチック・植物プラスチック・生分解性プラスチック(いづれもトウモロコシのデンプンを酵素で分解し、糖化、乳酸発酵させ抽出した「ポリ乳酸」でできたもの)の開発も進んで、いろんな分野(医療現場、自動車部品)で活躍していますが、これの良い所は地中に埋めたら微生物の力で自然に帰るということ。燃やしても有害物質はでないのです。

このトウモロコシ原料のレジ袋を導入するのと、マイバックを併用すればよりエコロジーだし、ビジネスとしても、石油製品のプラスチックやビニールから植物プラスチックへの移行はレコードがCDになったように画期的な変化になるのではないでしょうか?

海外の貧しい、飢えに苦しむ国やトウモロコシを主食としている地域で生産して、輸出により外貨を稼いでもらった方が、変なODAをバラまくよりはいいんじゃないのかな?



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写真は株式会社ケンコウより~生分解性プラスチックでできるもの



まだコストもかかるということですが、他の植物からも作れるようになってきているし、どうせ5~10円も負担するなら、石油からできたビニールなんかよりも、環境にいいものに払いたい。まぁゴミになるもののためにトウモロコシや植物を生産するのは申し訳ないけど、この方が良いと思う。

負担した金額は生分解性プラスチックを生産するために利用すればいいのでは?いくらコストがかかるといってもレジ袋が10円もしないはず。

硬質の植物プラスチックなら再利用もできるし、壊れても土にかえるし。ついでにプラスチックの食器もこれにしちゃえばいいんじゃないのかな?

環境省の担当者にこの話したら『食品トレーとかは難しいかもしれないけど、レジ袋なら植物プラスチックにするというアイディアは良いかもしれないですねぇ!報告しておきます。』って言っておりましたが社交辞令でしょうか。果たして今後の会議でどうなっていくのかな?まずはゴミを減らすのが前提ですけどね。

かなり長くなりましたが、我々が負担する5~10円の行き先は完全には決まっていないけど、5円なら3億枚で15億円、10円なら30億円!このお金はどうなるのでしょうかねぇ~!?


■クリエイションギャラリーG8~『ECO BAGS SAVE THE EARTH』
■こどもエコクラブ
■愛・地球博エコロジーレポート
■株式会社ケンコウ~生分解性プラスチック


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