喫煙を考える

「喫煙」という行為について共に考えましょう。
タバコで苦しむのは、喫煙者本人だけではありません。

「無煙社会をめざす定例会」に行ってきました

2014-03-23 22:12:34 | タバコ問題への取り組み

拙著『タバコに奪われた命 父の「闘病MEMO」に寄せて』の刊行にあたり
「嫌煙権確立をめざす人びとの会」「無煙社会をめざす会」で毎月開催している
「無煙社会をめざす定例会」に、出版社経由でお誘いがあり
昨日22日(土)、千代田区富士見区民会館まで出掛けてきました。
開会時刻の10分ほど前に会場に入ると、会の皆さんが準備をしていらっしゃるところでした。
参加費300円をお支払いし、拙著を会場で販売してくださるとのことでしたので
何人かの方にサインを求められたりしているうちに、開会となりました。
まず、消費税率引き上げに伴うタバコ価格の改定を前に
コンビニエンスストアではタバコのまとめ買いを促すチラシを作っていますが
それらのチラシに書かれている文言の比較と妥当性を検証します。
続いて、月間のタバコ問題に関するスクラップに渡辺文学さんがコメントをし
タバコ問題訴訟の進捗状況、裁判の日程、イベントの案内などでたっぷり2時間半
20数名の参加者で議論を深め、次の行動に移すことになりました。
定例会に初参加されたお二人の自己紹介に続き、本についてお話しする機会をいただきました。
皆さんからの質問を受けて、父が家族の懇願も聞けないほどタバコに操られていたことや
父にタバコ病が発症したおかげで、私も母もタバコを吸わない父の存在に
やっと心の平安を得たという皮肉な事実をお話しすると、皆さんからため息が漏れました。


定例会閉会後は、会場の近くのレストランに場所を移して懇親会となりました。
一人の力ではなかなか届かないことも、人が集まることによって力になることもあります。
お互いに、得意な分野で補い合いながら、助け合える利点もあります。
地道な活動を支える方、タバコ問題で訴訟という選択をする方
禁煙アパートを建ててしまう方、講習・講演・イベント等で啓蒙する方
議員として政策の実現を働きかける方、人それぞれ、得手不得手があるように
自分の力が最も発揮される分野で、無煙社会の実現へ向けて、皆さん活動されています。
皆さんとお話ししながら、数が集まるということの力を感じました。
しかし、どんなことでも、最初の一歩は一人一人がしっかりと考え
行動を起こすことから始まっているのです。
私に何ができるのか、ということを考えた時
私にとって最も自分に向いていると思われたのが、言葉で人に伝えることでした。
文章を書いたり、皆さんとお話しする機会があれば、そのやり取りの中から
皆さんが考える材料を提供しつつ、共に考えることによって変化を促すことができるのではないか
と、考えたのです。
ただ、自分が考えたり、感じたことを人に伝えるということは
とても難しいことだと感じています。
私の本を読んでくださった方から、感想を頂戴しました。
物を作る人間として
「伝える方法に磨きをかける努力だけは怠ってはいけない」
と、書かれていました。
そのお言葉、肝に銘じます。



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45 コメント

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定例会で2番目に自己紹介したものです。 (マー)
2014-03-26 10:31:09
ブログでは、はじめまして。
うちの区で、さっそく本をリクエストしました。
これが、私に、出来ることかなと思った(^-^)
私も、パニック持ちです。大勢の中にいるのが苦痛だったり、高速道路には、乗れません。
今回は、集まりに参加するのでいっぱいいっぱいでした。寿美子さん、とても、元気で明るく前向きだなぁと、びっくりしました。見習わなければ。
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リクエスト、ありがとうございます (荻野寿美子)
2014-03-26 22:14:48
マーさん、コメントありがとうございます。
本のリクエストもしてくださって、感謝しています。

マーさんもパニック障害でしたか。
私の場合、発作の関連性が大まかにしかわからず、それが逆に良いような悪いような…。
まあなんとかなるだろうと思ってしたことが、その時は確かになんとかなるのですが、後が駄目なんですよ。
でも、それを恐れず、これからもなんとかなるだろうと思って挑戦していきます。
お蔭様で、今服用している薬が合っているので、ひところよりはずいぶん落ち着いてきました。

お互いに、体をいたわりながら、できることをしていきましょう。
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寿美子さんコメントありがとうございます (マー)
2014-03-27 02:11:45
返信、すごく嬉しかった。
私のパニックは料理教室から始まり、
新幹線、電車と
無理になって行きました。症状にコーヒーは、
良くないことを聞いて、やめたり、
少し新幹線の名前を
覚えたりしました。嫌いな物を勉強すると不安が
減るを学びました。喫煙臭や煙でも、
パニックになることを知りました。
はい、お互い出来ることをやっていきましょう。
この間メアド聞くと言う頭がなかったので、
ブログ内で、コメントさせていただきます。
また、会えることを楽しみにしています。
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もう一つのブログ (荻野寿美子)
2014-03-27 10:07:38
マーさん、このブログのほかに、私はもう一つブログを管理しています。
そちらは完全に個人的な雑感を綴っている内容なので、もし、パニック発作などに関することなら、そちらに(記事に関係なくても構いません)コメントをいただいた方が良いかもしれません。
ちょっとそちらものぞいてみてください。
このブログの左サイドバーにブックマークがありますが、そこの「ウィトゲンシュタイン的日々」というのがそうです。
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よろしく (柴野均)
2014-04-01 20:26:17
年度末と退職が重なり、自分のブログも見る暇がなく、応答が遅れてしまって申し訳ありません。コメントをいただいたのに、こんなに遅くなってしまいました。

タバコ関係では、ようやく信州大学でも構内禁煙化が実現する運びになりました。多少はそれに貢献できたと考えています。

タバコ病で亡くなられたお父様に関するご本に関心があります。
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お忙しいところ、ありがとうございます (荻野寿美子)
2014-04-01 21:21:05
柴野均さん、コメントありがとうございます。
退職されるということは、貴ブログで拝読し、きっとお忙しいのだろうと思っておりました。
差し支えなければ、連絡先を教えていただけるとありがたいです。
タバコ問題に関して、柴野さんの記事を拝読していて、大変共感するところがあり、ぜひ拙著を読んでいただければと考えています。
こちらのコメント欄は、私が承認しなければ反映されませんので、個人情報に関する秘密は厳守いたします。
実は、柴野さんのブログに書かれているメールアドレスに、何度かメールをお出ししたのですが、何が悪いのかエラーで戻ってきてしまいました。
@は、小文字にしたのですが…。

それから、これは余談ですが、実は私の父も都立小山台高校の卒業生です(定時制ですが)。
今回の甲子園出場を知ったら、喜んだだろうと思います。
父は野球をやっていましたので。
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定例会で私が発言した内容にて (マー)
2014-04-04 04:08:24
たばこ問題なので、こちらに書くことにしました。
私は、相手に、路上喫煙の煙で窓が開けれず、
受動喫煙症になってること、そして、
自宅内で喫煙するよう直接、
伝えようと、していました。
定例会にいた岡本さんに話した所、
喫煙しない一緒に住んでる奥さんが被害うける。
奥さんと話しあってみるというのも、会でアドバイスあったよね?他の屋外で、ここなら、と言う場所は、ないかな?会の人たちは、皆が被害受けなくなるには、どうしたら良いかと、思っているよ。
と説明受けました。

私も実際の所、加害者が自宅でやって、煙が流れて
来ないかは、私も、分からなくて。屋外だって、また別の人が被害うけるだろうな・道が通れなくなると私は、思っている。加害者本人の喫煙やめさせれば誰も被害うけずに
済むらしい。
私は、分からなくなってしまった。 

寿美子さんは、どんな選択をしますか?
私の内心は、加害者を憎んでるから、損害賠償してもらい、私に煙、臭いが来なければいい。
とおもってます。2007年から被害にあってるので。
他の屋外なら、私には、確かに来ないから安心かぁ。
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診断書を持っていったら? (荻野寿美子)
2014-04-04 12:45:30
マーさん、受動喫煙症の診断書を持って、まずはそのお宅に行ってみたらいかがでしょうか。
診断書を持って事情を説明し、その対応を見てみたらどうでしょう。
損害賠償は、その対応如何で判断した方が良いのではないでしょうか。
既に御存じかもしれませんが、受動喫煙の相談に応じる弁護士のHPから、良い考えをもらえるかもしれません。
http://www015.upp.so-net.ne.jp/k4227419/index.html
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回答ありがとう(^-^) (マー)
2014-04-04 21:01:32
手紙を出す予定です。岡本さんとは、
寿美子さんが
貼り付けてくれたURLの方です。
私が意思表示が、曖昧なのかも、
知れません。
最終決断は、私にあるようですが…。

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アドバイスをもらってみたら (荻野寿美子)
2014-04-05 20:05:17
マーさん、岡本弁護士からアドバイスをもらえるのではないですか?
おそらく、会の方々は、いままでのいろいろな問題の蓄積があって、様々な対応の手段をお持ちだと思いますよ。
ただ、相手の方が何も知らない状態では、この先なにも進まないと思うので、やはり何らかの方法で(直接ではなく手紙で、とか、代理人を立てる、とか)マーさんが受動喫煙症で苦痛を被っているということを伝えることから始まるのではないかと考えていますが、どうでしょうか。
マーさんの事情も正直にお話したら、会の皆さんも助けてくれると思いますよ。
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