喫煙を考える

「喫煙」という行為について共に考えましょう。
タバコで苦しむのは、喫煙者本人だけではありません。

書評紹介 ~『働くもののいのちと健康』2020年夏号~

2020-09-03 22:41:23 | 書籍
【出典:『働くもののいのちと健康』2020年夏号「本の紹介」】7月、『しんぶん赤旗』の金曜エッセイ「タバコよもやま話」の5回の連載を拙著2冊を出版したあけび書房の久保則之代表があけび書房に所縁ある皆さんに、メールで紹介してくださいました。久保代表は、拙著2冊のうち『私がタバコをやめた理由(ワケ)――タバコ百害問答』のエピソード5に実名で登場されています。メールではそれについても触れてくださりおそら . . . 本文を読む

『治療』特集2017 №11 禁煙up to date

2017-11-07 08:32:10 | 書籍
雑誌『治療』(南山堂)は、「ちょっとがんばる医師のため」との謳い文句ですが2017年11月1日発行の特集2017 №11 禁煙up to dateは医師でなくても十分に楽しめ、得るところの多い特集です。『治療』という雑誌ですが、今回の特集における治療に関する内容は全体の約三分の一に留まり、残りの三分の二は、医療従事者でなくても知識や情報を得るのに大変有用な内容になっています。私は事前予約で発売翌日 . . . 本文を読む

『中央評論』№300に「近隣住宅の受動喫煙被害にかかわって」が掲載されました

2017-09-17 00:29:07 | 書籍
拙著を読んでくださった中央大学の関係者の方から『中央評論』への寄稿を打診されたのは昨年のことでした。300号を記念しての特集で「タバコと私たち」と題してタバコ問題を取り上げることになり喫煙者や専門家など、さまざまな立場から意見を寄せてもらい海外事情や中央大学の現状なども交えてタバコについて考えるきっかけを作りたいというお話でした。私は父をタバコ病で亡くしていることから、先方の構想の段階で遺族の立場 . . . 本文を読む

荻野寿美子『私がタバコをやめた理由(ワケ) ―タバコ百害問答―』

2016-09-08 19:01:59 | 書籍
長引く体調不良により、ブログを更新できなかったことをお詫びします。また、本来でしたら積極的に行うところであったタバコ問題に対する取り組みや活動もどうしても外せない課題のみを手元に残し、そのほかの案件についてはお休みしていました。そのようななかで、『私がタバコをやめた理由(ワケ) ―タバコ百害問答―』の出版になんとかこぎつけることができました。これもひとえにご協力いただきました皆様のお蔭です。篤くお . . . 本文を読む
コメント (3)

『タバコは全身病 完全版』 

2015-08-03 11:09:37 | 書籍
この本は、タバコ煙が体に与える影響を絵や写真で詳しく説明しています。おそらく、子供向けの喫煙防止教育のために出版されているのでしょうが大人が読んでも十分な情報を得ることができる、とてもよくできた本です。構成は、ビジュアル編と解説編から成っていてビジュアル編では、第1章 タバコの基礎知識、第2章 能動喫煙の害第3章 受動喫煙の害、第4章 女性特有の喫煙の害が、絵や写真で理解できます。かなり衝撃的な写 . . . 本文を読む

『悪魔のマーケティング』 ~タバコ産業が語った真実~

2015-07-17 12:05:45 | 書籍
本書は、英国で喫煙率低下のための運動を推進する民間健康推進団体ASH(Action on Smoking and Health)が欧米のたばこ産業の内部文書などを基にインターネットで配信し世界保健機関WHOも公式に取り上げたドキュメントの邦訳です。タバコ産業は、1950年代には、既に喫煙と肺がんの間に因果関係があることに気づいていたと、本書では述べられています。タバコは健康に悪く、発ガン性があり、 . . . 本文を読む

磯村毅『リセット禁煙のすすめ』

2014-04-24 20:54:44 | 書籍
この本はとても不思議な本だというのが、最初に読んだ時の印象でした。もう一度読んでみても、読後の感覚は最初に読んだ時と同じで、とても不思議な感じが残りました。私は喫煙者ではないので、この本を読んで「タバコをやめよう!」という気持ちにはなりませんがそれとは違う、自分が再生されたような、新しく生き始めるかのような気持ちになりました。まさしくオビに書かれているとおりの「生まれ変わった不思議!」です。読者で . . . 本文を読む
コメント (2)

生島壮一郎『肺が危ない!』

2014-03-14 12:32:56 | 書籍
これまで私は、タバコに関する本を何冊も読んできましたが拙著の出版にあたり、そのきっかけを作った『肺が危ない!』を、まず御紹介することとします。私の個人的ブログ「ウィトゲンシュタイン的日々」でも、かなり前に取り上げたのでもしかすると重複する箇所もあるかとは思いますが、そこは御容赦ください。私がこの本を手にしたのは、3年前、2011年の2月でした。前年の2010年2月に特発性間質性肺炎と肺気腫の急性増 . . . 本文を読む

荻野寿美子『タバコに奪われた命 父の「闘病MEMO」に寄せて』

2014-02-25 19:39:56 | 書籍
拙著『タバコに奪われた命』は、あけび書房から2月15日に刊行されました。 出版を決意したきっかけは、本ブログでも御紹介した生島壮一郎著『肺が危ない!』に出合ったことです。博物館学芸員の資格を持っていた私は、埼玉県や県内市町村史の調査員などを務めたこともあり文章を書くということに関しては、全く不安はなかったものの自分で書いた物が読むに値するか、また、出版まで行くかということにはとても大きな不安を抱 . . . 本文を読む
コメント (24)