喫煙を考える

「喫煙」という行為について共に考えましょう。
タバコで苦しむのは、喫煙者本人だけではありません。

松沢成文参議院議員と面会しました

2014-08-25 23:50:36 | タバコ問題への取り組み

本日、みんなの党・松沢成文参議院議員を訪ねて、議員会館まで行ってまいりました。
東京メトロ永田町の駅から、参議院会館はすぐです。
入館の手荷物検査と申請書提出を終えると、入館証が発行されます。
14時、手続きを済ませ、松沢議員の事務所に伺いました。
松沢議員は、神奈川県知事時代、多選禁止条例や受動喫煙防止条例の制定をはじめとする
全国初の先進的な取り組みを推進した知事として、御存じの方も多いのではないでしょうか。
 
また、松沢議員は、独自政策として
①受動喫煙防止法の制定
②電気自動車・燃料電池自動車の普及
③花粉症撲滅のための杉・ヒノキの人工林の皆伐
を掲げ、特に受動喫煙防止法の制定には、力を注がれています。
近々、超党派での議員連盟を発足させて、2020年の東京オリンピックまでには
受動喫煙防止法の制定を目指して、より一層邁進されるそうです。
そのための後ろ盾として、どうしても皆さんの力がほしいということで
change.orgで、「2020年東京オリンピック・パラリンピック大会までに受動喫煙防止法をつくろう!」
というキャンペーンを展開されています。
ぜひ、皆さんによる賛同のクリックをお願いします。


本日は、いろいろなお話をしたなかで、松沢議員のお父様も肺気腫を患われていたことを知りました。
私も、各地で講演していると
「私の父も肺気腫でした」
「私の母も同じ病気でした」
と、お声を掛けてくださる方が多いにもかかわらず、その実態は認知度が低いと感じることがあります。
タバコ病患者の実態と、患者が亡くなってのちもなお家族が苦しんでいることを皆さんに知ってもらいたくて
私は『タバコに奪われた命 父の「闘病MEMO」に寄せて』を書きました。

一方、松沢議員は、 御著書『JT、財務省、たばこ利権 日本最後の巨大利権の闇』で
JTの実態と、財務省が既得権益をいかに守ろうとしているかを、明快にお書きになりました。
日本のタバコ対策が、世界的にみて大変遅れており、その後進性の原因を
JTと財務省が中心となって、タバコの生産、製造、流通の既得権を
がっちり固めた利権構造を守り続けているためであると、鋭く指摘しておられます。
JTが民営化された、と、思い込まされている方は、御一読をお勧めします。

松沢議員とのお話で、2020年までに日本のタバコ政策は大きく進むであろうと感じました。
この日、大変印象に残ったのは
「タバコを吸う人はほかの人がいる場所ではタバコを吸ってはいけない」
と、松沢議員が話されていたことです。
タバコを吸う場所にほかの人がいた場合、その人はタバコを否応なく吸わされる立場になります。
喫煙は、他者危害と不可分な行為です。
他者を傷つけてはいけない、傷つけないようにしよう、と思う方なら
たとえ禁煙ではない場所でも、ほかの人がいる場所でタバコを吸うことはできないはずです。
しかし、残念ながら、日本においてはまだそう考える方が少なく
ほかの人がいても平気でタバコを吸う人がほとんどだと、松沢議員は嘆かれていました。
私も拙著で同様のことを書いていますので、このお話には大きく頷くものがありました。


松沢議員も私も、皆さんとともに、タバコによる被害者が出ない社会をめざします。
一緒に歩みを進めましょう。



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