眠気覚ましに、夏みかんが効くことを発見した。
昼食後、食器洗いと歯磨きをすませ、パソコンに向かって間もなく、すうっと眠気が襲ってくる。
今に始まったことではないけれど、何故、昼食後なのか不思議である。朝食後は眠くならないし、夕食後はソファに横になると少し眠くなるが、パソコンに向かっても眠くならない。
昼食後の眠気の時、ソファで30分ぐらい仮眠できればいいのだが、それができない。
ソファが大きくないため、あお向けになると両腕を体の横に押しつける窮屈さで、眠れない。横向きの姿勢だと、やはり眠れないことが多い。ベッドに寝ると、のびやかな姿勢のせいか、1時間か2時間、眠り込んでしまうことがある。
先週のその日は、夕方までにパソコンを終了して、夜はビデオの映画を観たかった。仮眠を1、2時間も取ってしまうと、夜までパソコンに向かわなければならない。
そこで、何とか、眠気を取らなくちゃと思った。今までの経験で、そんな時は、ガムを噛んだり、コーヒーを飲んだりする。ガムはすぐ飽きてしまうし、コーヒーを飲み過ぎると、夜に寝つきが悪くなってしまう。
(そうだわ! 夏みかんを食べてみようっと!)
ふと、思いついた。果物が好きで、今の時期は、毎日、夏みかんを1個食べる。
その夏みかんが、眠気覚ましになるかもしれないという直感がしたのである。
(今日は2個目だけど、背に腹は代えられないわ。夕食を控えようっと)
毎食後に果物を食べたくなるが、果糖の取り過ぎは太ると知っている。
洗ってある夏みかんを、包丁で4等分に切る。お皿に盛ったそれを調理台の上に置いておき、1度に全部、食べない。
パソコンに向かって、30分に1度ぐらい、部屋を出てキッチンへ行く。
キッチンに入るだけで、切ってある夏みかん特有の、いい香りが漂っている。
皿の上の4分の1の夏みかんを手にして、房の袋ごと、よく噛んで味わって食べる。冬みかんや伊予柑やデコポンと同じように、房の袋ごと食べるほうが、甘さが少し緩和され、甘酸っぱい味が引き立って美味しいのである。
手を洗って、部屋に戻る。
(全然、眠くない……!)
パソコンに向かっても、昼食後の眠気が襲ってこない。もしかしたら、その4分の1だけで効くのかもしれないが、切ってしまったので、30分に1度ぐらいの間隔でキッチンへ行き、夏みかんの香りに包まれながら食べて、パソコンに向かうということを先週、続けてみた。昼食後の眠気に襲われることが、全く、なかった。
夏みかんの成分と香りの効き目だけでなく、噛むという行為が脳細胞を活性化するのかもしれないが、ガムより効果的な気がする。
眠気防止に夏みかんが効くなんて、本にも書いてないし、テレビでも聞かないと思う。私の体験的最新情報である。
旬の時期が終わるまで、当分、眠気防止の夏みかんにハマりそう──。

昼食後、食器洗いと歯磨きをすませ、パソコンに向かって間もなく、すうっと眠気が襲ってくる。
今に始まったことではないけれど、何故、昼食後なのか不思議である。朝食後は眠くならないし、夕食後はソファに横になると少し眠くなるが、パソコンに向かっても眠くならない。
昼食後の眠気の時、ソファで30分ぐらい仮眠できればいいのだが、それができない。
ソファが大きくないため、あお向けになると両腕を体の横に押しつける窮屈さで、眠れない。横向きの姿勢だと、やはり眠れないことが多い。ベッドに寝ると、のびやかな姿勢のせいか、1時間か2時間、眠り込んでしまうことがある。
先週のその日は、夕方までにパソコンを終了して、夜はビデオの映画を観たかった。仮眠を1、2時間も取ってしまうと、夜までパソコンに向かわなければならない。
そこで、何とか、眠気を取らなくちゃと思った。今までの経験で、そんな時は、ガムを噛んだり、コーヒーを飲んだりする。ガムはすぐ飽きてしまうし、コーヒーを飲み過ぎると、夜に寝つきが悪くなってしまう。
(そうだわ! 夏みかんを食べてみようっと!)
ふと、思いついた。果物が好きで、今の時期は、毎日、夏みかんを1個食べる。
その夏みかんが、眠気覚ましになるかもしれないという直感がしたのである。
(今日は2個目だけど、背に腹は代えられないわ。夕食を控えようっと)
毎食後に果物を食べたくなるが、果糖の取り過ぎは太ると知っている。
洗ってある夏みかんを、包丁で4等分に切る。お皿に盛ったそれを調理台の上に置いておき、1度に全部、食べない。
パソコンに向かって、30分に1度ぐらい、部屋を出てキッチンへ行く。
キッチンに入るだけで、切ってある夏みかん特有の、いい香りが漂っている。
皿の上の4分の1の夏みかんを手にして、房の袋ごと、よく噛んで味わって食べる。冬みかんや伊予柑やデコポンと同じように、房の袋ごと食べるほうが、甘さが少し緩和され、甘酸っぱい味が引き立って美味しいのである。
手を洗って、部屋に戻る。
(全然、眠くない……!)
パソコンに向かっても、昼食後の眠気が襲ってこない。もしかしたら、その4分の1だけで効くのかもしれないが、切ってしまったので、30分に1度ぐらいの間隔でキッチンへ行き、夏みかんの香りに包まれながら食べて、パソコンに向かうということを先週、続けてみた。昼食後の眠気に襲われることが、全く、なかった。
夏みかんの成分と香りの効き目だけでなく、噛むという行為が脳細胞を活性化するのかもしれないが、ガムより効果的な気がする。
眠気防止に夏みかんが効くなんて、本にも書いてないし、テレビでも聞かないと思う。私の体験的最新情報である。
旬の時期が終わるまで、当分、眠気防止の夏みかんにハマりそう──。
