最近の私にとっての〈マイ・ブーム〉は筋力強化ストレッチ。正確には、ストレッチ&エクササイズ&筋トレである。
YouTubeの登録チャンネルを見ながらストレッチしていた時のこと。立って、ふくらはぎのストレッチをアキレス腱伸ばしから始め、次にふくらはぎの上部のストレッチをして、
「ここまでがストレッチで、ここからは筋トレです」
と専門家の男性が言った時はワクワクした。筋トレと言うとジムやフィットネスクラブでマシンを使って行う運動、というイメージがあったからだ。マシンを使わなくても筋トレできるなんてと、うれしくなった。
ふくらはぎのストレッチは、固くなっている筋肉を柔らかくして伸ばすのが目的ということで、その後に筋トレを行うと効果的という説明だった。ふくらはぎは第二の心臓とも言われ、脚に溜まった血液を心臓に戻すという説明もあった。
ストレッチを終えた後のふくらはぎの筋トレは、〈片足立ち踵(かかと)上げ〉を行うことだった。バランスが取りにくかったら壁や椅子に片手を添えていいらしいが、私は片足立ちには慣れているから片手を何かに添えなくてもできる。今まで踵上げストレッチは両足でしていたが、片足で行うことを初めて知った。
その〈片足立ち踵上げ〉を、週に4~5日、テレビでYouTube動画を見ながら続けて数か月経ったころ。入浴の時、浴槽の中で〈指輪っかテスト〉を久しぶりにしてみようと思い、両手の親指と人差し指で輪を作り、ふくらはぎの一番太い部分を囲んでみたら、筋肉量が落ちていない証拠に4~5センチ囲みきれなかったので安心したが、あれっと思った。ふくらはぎが、以前より固くなっていることに気づいたのである。少しどころではない。柔らかな脂肪ではなく、間違いなく筋肉で、初めての感触である。
(こんなに固くなってる! ふくらはぎの筋トレで、筋肉が増えた!)
うれしくてうれしくて何度も、ふくらはぎを撫で回したほどだった。と言っても男性のふくらはぎほどカチカチの固さではない。女性はふくらはぎに筋肉より脂肪がつきやすいせいだと思う。ふくらはぎは脂肪がつかないほうが細くて、きれいに見えるが、筋肉量もあるほうがいいに決まっている。今までは筋肉より脂肪のほうが多かったが、ストレッチと筋トレを続けたから、脂肪より筋肉のほうが増えたのだと思った。
心臓の血流との関係は、わかるようでよくわからないけれど。血流は良いほうが健康に良いという知識はある。
(ふくらはぎのストレッチと筋トレの効果だわ!)
半年も1年も経たず、数か月でこんなに効果が現れるとは思わなかった。
それだけではなかった。
ふくらはぎストレッチと筋トレの習慣の他に、腕のストレッチも始めた。胸を張って両手を背中のほうへ斜め下に伸ばし、手をクルクル回すだけ。家事の合い間やパソコンを終えた時やテレビを見ている時など、隙間時間にいつでもできる簡単ストレッチ。毎日続けていたら、2か月も経たないうちに効果が現れて、上腕筋(じょうわんきん)が引き締まってきた。
筋肉は何歳からでも増えるという知識はあったし、食材も筋肉を作るたんぱく質が多い鶏むね肉や卵やチーズや納豆などを毎日食べている。
タンパク質は1日に体重と同じ数字のグラム量が必要と言われているが、測定できないから足りているのか不足しているのかわからない。きっと、少し不足していそうな気がする。
そこで、最近、〈SAVAS(ザバス) MILK PROTEIN〉を飲むことにした。SAVAS(ザバス)という商品名は以前から知っていたが、粉末で溶かして飲むというのは面倒そうで買う気がしなかった。けれどドリンク剤なら飲みやすいと思い、いろいろな種類の味の中から、ミルク味とバニラ味とアーモンド味を2個ずつ、通販で買って飲んでみた。バニラ味が一番美味しかったが、甘味料の入っていないミルク味も美味しいので、ケース入りを買って、毎日ではなく1日置きに飲んでいる。
さらに〈オイコス(OIKOS)プロテインヨーグルト〉のイチゴ味を、スーパーかコンビニへ行った時にまとめて買って、ミルクプロテインを飲まない日に1個食べている。
どちらも1日置きなのは理由がある。小林製薬の紅麹の健康被害が話題になった時、
(健康補助食品とか機能性表示食品とかサプリって、薬ではないけれど薬と紙一重なのだわ)
(薬に副作用があるように、サプリにも副作用があるってことだわ)
(よく、サプリは食品で、薬ではないから、食前とか食後とか関係なく、いつ飲んでもいいって言われるけれど)
(徹底的に検査されてない成分も入っているかもしれないし)
そんなふうに私は考えたのだった。
(そうよ、サプリは薬と紙一重)
サプリも身体にとっては異物なのだからと、そう考え、毎日より1日置きのほうがいいかもと思いついたのだった。
サプリは薬と紙一重という考えに至っても、それでも〈サプリ嫌い〉にならないのは、今までさまざまなサプリを飲んできたが、副作用もなく問題もなかった。今までと同じように今後も問題ないとは限らないが、最初に飲み始めて、何もなかったら大丈夫かもと楽観する一方で、毎日飲むのはリスキーかも、1日置きならと、それも楽観だけれど、効果があるなら飲みたいと思うからだった。
最近、チャンネル登録した整骨院院長のユーチューバーの、ある回で、自分が飲んでいるサプリのクレアチンの情報を解説していた。クレアチンという名称は初めて知ったが、専門家が飲むサプリに興味を持ち、さっそく検索してみた。私も飲んでみたいという気持ちだった。
けれど、副作用の情報を読んだら、
(怖~い!)
と感じて、私には無理とわかった。副作用は、体重増加や吐き気や消化器系の不調や肝臓と腎臓に負担と、どのサイトにも書かれている。体重増加や吐き気も嫌だし、大事な肝臓と腎臓のダメージなんて怖ろし過ぎる。
(やっぱりサプリって薬と紙一重!)
その思いを強くした。解説の中で、商品名は言わないので、副作用の少ないクレアチンかもしれないが、薬もサプリも体質に個人差がある。私の身体は人一倍デリケートだから、摂取しないほうがいいと思った。
それに、男性向けのサプリのような気もした。筋肉モリモリ体型に憧れる男性用なのだ。
また、ある回の解説で、プロテインは食事で取れる、たんぱく質が充分の食事をしていたら、プロテインを飲む必要はなく、余分なたんぱく質は排出されてしまうので、もったいないというようなことも解説していた。補助食品として摂取することはいいとも言っていた。
(たんぱく質が充分の食事かどうかわからないから補助食品として飲んでいる私は正解ということだわ)
そう思った。食事のメニューも提案していたが、その中の魚が嫌いで私は食べない。鯖缶と鮭缶は複数個ストックしてあるが、時々、スライスした玉ネギと混ぜてマヨネーズをたっぷりかけて食べる程度。不味(まず)かったら食べないけれど、少しは美味しい。鯖缶より鮭缶のほうが好き。塩鮭やスモークサーモンは、わりと好きで、たまに買って来る。
けれど専門家がすすめるように毎日魚を食べる習慣はなく、毎日鶏肉や豚肉料理ばかりだから、たんぱく質不足を自覚している。
そのチャンネルは他の専門家ユーチューバーと違って、ストレッチや筋トレの紹介は少なく、新知識と新情報を解説するだけの日が多い。私にとっては教えられることがたくさんあって、毎日のように、5~6本視聴している。どの回も、とても有意義な解説ばかりで、いろいろなことを知ることができたり教えられたりするので、タイトルを見るとワクワクさせられる。
ただし、タイトルの一部の、年齢の数字は無視というか気にしない。他のユーチューバーもタイトルに何故か年齢数字を入れるが、私には意味がなくナンセンスに感じられる。何歳の人向け、何十代の人向けと言っても、個人差がある。見かけも体力も筋力も。だからナンセンス中のナンセンス。高齢という文字も嫌い。若い時は若さという言葉が好きでも、高齢になったら高齢という言葉が嫌いになるのは自然なこと。シニアならいいと思う。幅広く、本人の自覚次第。 50代でも60代でも70代でも80代でも90代でも自分がシニアと感じればシニアなのだから。
ともあれ、ストレッチと筋トレも楽しんで行っているし、プロテインのドリンクとヨーグルトはどちらも美味しいし、たんぱく質が足りているようにと思いながら飲んだり食べたりするから、きっと効果があると信じている。もっとも、飲み物や食べ物は飽きっぽい性格の私だから、プロテインのドリンクとヨーグルトは、いつまで続くかわからないけれど。
ふだん私は自分の年齢を忘れているが、テレビやネット記事の健康情報で、加齢という言葉が眼に触れる。筋肉量を増やして筋力がつけば加齢なんて意識しないで生活できるような気がしている。
YouTubeの登録チャンネルを見ながらストレッチしていた時のこと。立って、ふくらはぎのストレッチをアキレス腱伸ばしから始め、次にふくらはぎの上部のストレッチをして、
「ここまでがストレッチで、ここからは筋トレです」
と専門家の男性が言った時はワクワクした。筋トレと言うとジムやフィットネスクラブでマシンを使って行う運動、というイメージがあったからだ。マシンを使わなくても筋トレできるなんてと、うれしくなった。
ふくらはぎのストレッチは、固くなっている筋肉を柔らかくして伸ばすのが目的ということで、その後に筋トレを行うと効果的という説明だった。ふくらはぎは第二の心臓とも言われ、脚に溜まった血液を心臓に戻すという説明もあった。
ストレッチを終えた後のふくらはぎの筋トレは、〈片足立ち踵(かかと)上げ〉を行うことだった。バランスが取りにくかったら壁や椅子に片手を添えていいらしいが、私は片足立ちには慣れているから片手を何かに添えなくてもできる。今まで踵上げストレッチは両足でしていたが、片足で行うことを初めて知った。
その〈片足立ち踵上げ〉を、週に4~5日、テレビでYouTube動画を見ながら続けて数か月経ったころ。入浴の時、浴槽の中で〈指輪っかテスト〉を久しぶりにしてみようと思い、両手の親指と人差し指で輪を作り、ふくらはぎの一番太い部分を囲んでみたら、筋肉量が落ちていない証拠に4~5センチ囲みきれなかったので安心したが、あれっと思った。ふくらはぎが、以前より固くなっていることに気づいたのである。少しどころではない。柔らかな脂肪ではなく、間違いなく筋肉で、初めての感触である。
(こんなに固くなってる! ふくらはぎの筋トレで、筋肉が増えた!)
うれしくてうれしくて何度も、ふくらはぎを撫で回したほどだった。と言っても男性のふくらはぎほどカチカチの固さではない。女性はふくらはぎに筋肉より脂肪がつきやすいせいだと思う。ふくらはぎは脂肪がつかないほうが細くて、きれいに見えるが、筋肉量もあるほうがいいに決まっている。今までは筋肉より脂肪のほうが多かったが、ストレッチと筋トレを続けたから、脂肪より筋肉のほうが増えたのだと思った。
心臓の血流との関係は、わかるようでよくわからないけれど。血流は良いほうが健康に良いという知識はある。
(ふくらはぎのストレッチと筋トレの効果だわ!)
半年も1年も経たず、数か月でこんなに効果が現れるとは思わなかった。
それだけではなかった。
ふくらはぎストレッチと筋トレの習慣の他に、腕のストレッチも始めた。胸を張って両手を背中のほうへ斜め下に伸ばし、手をクルクル回すだけ。家事の合い間やパソコンを終えた時やテレビを見ている時など、隙間時間にいつでもできる簡単ストレッチ。毎日続けていたら、2か月も経たないうちに効果が現れて、上腕筋(じょうわんきん)が引き締まってきた。
筋肉は何歳からでも増えるという知識はあったし、食材も筋肉を作るたんぱく質が多い鶏むね肉や卵やチーズや納豆などを毎日食べている。
タンパク質は1日に体重と同じ数字のグラム量が必要と言われているが、測定できないから足りているのか不足しているのかわからない。きっと、少し不足していそうな気がする。
そこで、最近、〈SAVAS(ザバス) MILK PROTEIN〉を飲むことにした。SAVAS(ザバス)という商品名は以前から知っていたが、粉末で溶かして飲むというのは面倒そうで買う気がしなかった。けれどドリンク剤なら飲みやすいと思い、いろいろな種類の味の中から、ミルク味とバニラ味とアーモンド味を2個ずつ、通販で買って飲んでみた。バニラ味が一番美味しかったが、甘味料の入っていないミルク味も美味しいので、ケース入りを買って、毎日ではなく1日置きに飲んでいる。
さらに〈オイコス(OIKOS)プロテインヨーグルト〉のイチゴ味を、スーパーかコンビニへ行った時にまとめて買って、ミルクプロテインを飲まない日に1個食べている。
どちらも1日置きなのは理由がある。小林製薬の紅麹の健康被害が話題になった時、
(健康補助食品とか機能性表示食品とかサプリって、薬ではないけれど薬と紙一重なのだわ)
(薬に副作用があるように、サプリにも副作用があるってことだわ)
(よく、サプリは食品で、薬ではないから、食前とか食後とか関係なく、いつ飲んでもいいって言われるけれど)
(徹底的に検査されてない成分も入っているかもしれないし)
そんなふうに私は考えたのだった。
(そうよ、サプリは薬と紙一重)
サプリも身体にとっては異物なのだからと、そう考え、毎日より1日置きのほうがいいかもと思いついたのだった。
サプリは薬と紙一重という考えに至っても、それでも〈サプリ嫌い〉にならないのは、今までさまざまなサプリを飲んできたが、副作用もなく問題もなかった。今までと同じように今後も問題ないとは限らないが、最初に飲み始めて、何もなかったら大丈夫かもと楽観する一方で、毎日飲むのはリスキーかも、1日置きならと、それも楽観だけれど、効果があるなら飲みたいと思うからだった。
最近、チャンネル登録した整骨院院長のユーチューバーの、ある回で、自分が飲んでいるサプリのクレアチンの情報を解説していた。クレアチンという名称は初めて知ったが、専門家が飲むサプリに興味を持ち、さっそく検索してみた。私も飲んでみたいという気持ちだった。
けれど、副作用の情報を読んだら、
(怖~い!)
と感じて、私には無理とわかった。副作用は、体重増加や吐き気や消化器系の不調や肝臓と腎臓に負担と、どのサイトにも書かれている。体重増加や吐き気も嫌だし、大事な肝臓と腎臓のダメージなんて怖ろし過ぎる。
(やっぱりサプリって薬と紙一重!)
その思いを強くした。解説の中で、商品名は言わないので、副作用の少ないクレアチンかもしれないが、薬もサプリも体質に個人差がある。私の身体は人一倍デリケートだから、摂取しないほうがいいと思った。
それに、男性向けのサプリのような気もした。筋肉モリモリ体型に憧れる男性用なのだ。
また、ある回の解説で、プロテインは食事で取れる、たんぱく質が充分の食事をしていたら、プロテインを飲む必要はなく、余分なたんぱく質は排出されてしまうので、もったいないというようなことも解説していた。補助食品として摂取することはいいとも言っていた。
(たんぱく質が充分の食事かどうかわからないから補助食品として飲んでいる私は正解ということだわ)
そう思った。食事のメニューも提案していたが、その中の魚が嫌いで私は食べない。鯖缶と鮭缶は複数個ストックしてあるが、時々、スライスした玉ネギと混ぜてマヨネーズをたっぷりかけて食べる程度。不味(まず)かったら食べないけれど、少しは美味しい。鯖缶より鮭缶のほうが好き。塩鮭やスモークサーモンは、わりと好きで、たまに買って来る。
けれど専門家がすすめるように毎日魚を食べる習慣はなく、毎日鶏肉や豚肉料理ばかりだから、たんぱく質不足を自覚している。
そのチャンネルは他の専門家ユーチューバーと違って、ストレッチや筋トレの紹介は少なく、新知識と新情報を解説するだけの日が多い。私にとっては教えられることがたくさんあって、毎日のように、5~6本視聴している。どの回も、とても有意義な解説ばかりで、いろいろなことを知ることができたり教えられたりするので、タイトルを見るとワクワクさせられる。
ただし、タイトルの一部の、年齢の数字は無視というか気にしない。他のユーチューバーもタイトルに何故か年齢数字を入れるが、私には意味がなくナンセンスに感じられる。何歳の人向け、何十代の人向けと言っても、個人差がある。見かけも体力も筋力も。だからナンセンス中のナンセンス。高齢という文字も嫌い。若い時は若さという言葉が好きでも、高齢になったら高齢という言葉が嫌いになるのは自然なこと。シニアならいいと思う。幅広く、本人の自覚次第。 50代でも60代でも70代でも80代でも90代でも自分がシニアと感じればシニアなのだから。
ともあれ、ストレッチと筋トレも楽しんで行っているし、プロテインのドリンクとヨーグルトはどちらも美味しいし、たんぱく質が足りているようにと思いながら飲んだり食べたりするから、きっと効果があると信じている。もっとも、飲み物や食べ物は飽きっぽい性格の私だから、プロテインのドリンクとヨーグルトは、いつまで続くかわからないけれど。
ふだん私は自分の年齢を忘れているが、テレビやネット記事の健康情報で、加齢という言葉が眼に触れる。筋肉量を増やして筋力がつけば加齢なんて意識しないで生活できるような気がしている。