先日、誰かに<指令>されて、延々と歩き続ける夢を見た。
遠くで私を見ている<指令本部>から、指示されて、何時間も歩いて行く。山道だったり、湖畔や、平坦な道も。
けれど、指示されたその場所に、なかなか辿り着かない。
緑の多い景色を見ながら歩くのは好きだから、ずっと歩き続けてもいいと思いながら歩いて行く。
どこまで歩いても、何時間が過ぎても、目的地に着かないもどかしさに包まれる──。
そんな夢だった。
夢を見て、目を覚ますことが、少なくない。目が覚めた時、見ていた夢の内容を記憶していると、自己流に夢分析してみる癖がある。
何時間歩き続けても、目的地に辿り着けなかった、その夢を分析してみたら──。
何か満たされていない、欲求不満のような気持ちが、潜在心理的にあるのではないかという気がした。
けれど、それが、何に対する欲求不満なのか、わからない。本当は何を求めていて、何に満たされないのか。自分で自分の本当の心が、わからないなんてと思う。
他人を理解することは難しいけれど、私は毎日<付き合っている>自分自身さえ、よくわからないのである。自分がどのような人間、どのような女なのか、分析してもわかっていない。
けれど、人間は、死ぬまで自分自身を理解できない生き物かもしれないという気もする。そのことに、気づいていないだけではないかと、そんな気もする。
遠くで私を見ている<指令本部>から、指示されて、何時間も歩いて行く。山道だったり、湖畔や、平坦な道も。
けれど、指示されたその場所に、なかなか辿り着かない。
緑の多い景色を見ながら歩くのは好きだから、ずっと歩き続けてもいいと思いながら歩いて行く。
どこまで歩いても、何時間が過ぎても、目的地に着かないもどかしさに包まれる──。
そんな夢だった。
夢を見て、目を覚ますことが、少なくない。目が覚めた時、見ていた夢の内容を記憶していると、自己流に夢分析してみる癖がある。
何時間歩き続けても、目的地に辿り着けなかった、その夢を分析してみたら──。
何か満たされていない、欲求不満のような気持ちが、潜在心理的にあるのではないかという気がした。
けれど、それが、何に対する欲求不満なのか、わからない。本当は何を求めていて、何に満たされないのか。自分で自分の本当の心が、わからないなんてと思う。
他人を理解することは難しいけれど、私は毎日<付き合っている>自分自身さえ、よくわからないのである。自分がどのような人間、どのような女なのか、分析してもわかっていない。
けれど、人間は、死ぬまで自分自身を理解できない生き物かもしれないという気もする。そのことに、気づいていないだけではないかと、そんな気もする。