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一条きらら 近況

【 近況&身辺雑記 】

新型コロナ以降

2020年05月31日 | 最近のできごと
 新型コロナの影響で、さまざまな変化が起きたことは報道番組やワイドショーを見ても、現実の生活でも感じている。
 もっとも私は在宅の日が多いため、〈STAY HOME〉の変化は、あまりない。外出が減ったので、その楽しみは奪われてしまった。
 外出半減なので、エアロビを週2にしたら、久しぶりに48キロ台になった。
 エアロビの他には、テレビで観る映画、Kindleで読む読書、報道番組&ワイドショー、YouTube視聴、料理と掃除と断捨離の日々である。
 先日、粗大ゴミセンターに収集を申し込んだら、コロナの影響で、1か月半先の収集日の予約。今までは、せいぜい2週間先だった。
 それにしても――。周囲の人たちを見ていると、コロナ感染超ナーバスの人が多いのに驚かされる。そこまでやるのと、超ビックリの数々。私のことを神経質とか潔癖症とか呆れたり非難したりは何だったのと言いたくなる。
 もちろん私だって外出時はマスクをするし、外食はしないし、スーパーは空いている昼下がりに行くし、帰宅時の手洗いは忘れない。
 以前からスーパーへの買い物は昼下がりに行くことが多く、帰宅時の手洗いは子供時代以来の習慣で変わらず、外出時に必ず付けるマスクも慣れた。あちこち出かけられないことと、外食できないことが不満である。


 コロナ感染流行が始まったばかりのころ、通販で買った日本製マスク50枚入り1箱から数枚使った程度だった。他に未開封の3枚入りマスクもあったし、ガーゼマスクも未開封のが数枚あった。
(これだけあれば充分ね)
 と、テレビで見る世間の人々のように、マスクを買いに行くことはなかった。
 トイレットペーパーは12ロール入り1パックが予備であったから、やはり買いに行くことはなかった。ウォッシュレット使用で1か月3ロール使っても、4か月分あることになる。
(4か月後にはコロナ流行も終わってるわ)
 次回、予備の1パックを買う時には、棚に並ぶはずと思っていた。
 マスクの次にトイレットペーパー、その次にお米。お米の棚を見ると、ガラガラの時期があったが、間もなく並ぶようになった。
 報道番組&ワイドショーではスーパーへ買いに行く人たちの姿を映して、〈買い溜め〉とか〈買い占め〉と言っているが、あれは〈まとめ買い〉だと思う。主婦を含め大半の女性は、スーパーでまとめ買いすることを好きな人が多い。その混乱ぶりを、小池知事の会見時の発言のせいにするなんて、とんでもないこと。
 私は毎日のようにキッチンに立って料理するから、レトルトもインスタントも冷凍食品も買わない。それら以外の食品も、スーパーの棚から次々と消えていくのが不思議。食品には賞味期限があるのだから、まとめ買いした人たちが毎日食べている間は買わなくなり、そのうちスーパーの棚には、いつものように並ぶはずと、私の周囲の女性たちと同じ意見だった。
 

 報道番組やワイドショーは、ほとんど、〈ながらテレビ〉。家事をしながらやストレッチをしながら聞くが、小池都知事と大阪の吉村知事の会見の時だけ、テレビの前に行って見ることにしている。
 もちろんコロナ関連の情報やコメントも大事だけれど、小池都知事の今日の布マスクはどんな柄かしらと、見るのが楽しみ。
 吉村洋文知事の有能な判断力と決断力に満ちた男らしいコメント会見を見るのが楽しみ。
 小池都知事が再選されればいいナと思っているし、大阪の吉村知事が首相になればいいナと思っている。

 
 まるでSFの世界のようだと思った。家電量販店のエレベーターを降りて、フロアを見渡した時である。
 平日の昼下がりで、客の姿は、わずか数人。客より多い店員たちが、マスクとフェイスシールドを付けて歩き回る姿を眼にした瞬間、
(SFの世界みたい)
 と、初めて見る異様な光景に驚かされた。
 外出して眼に触れる誰もがマスクを付けているのは見慣れているが、フェイスシールドを付けた人はテレビで医療関係者たちしか見たことがなかった。
 緊急事態宣言の自粛中だが、不要不急の外出ではなく、私にとっては重要な用事。生活必需品の買い物である。
 以前、友人から、〈生命より大事なビデオ〉と冷やかされたビデオレコーダーが、ついに録画できなくなってしまったのだ。急に壊れたのではなく、少しずつだった。〈お知らせメール〉画面で、
 ――〇時〇分、タイトル〇〇は正常に録画できませんでした――
 というメッセージが頻繁に表示されるようになった。理由は、ケーブルがどうのとかアンテナがどうのとかの説明。
 DVD再生も録画もできず、ついに壊れてしまったとわかっていたが、いろいろ試してみた。
 再起動する、ケーブルやコンセントをいったん外して差し込み直す、静電気を抜く、コンタクトスプレーを通販で買ってリモコンの乾電池や本体の差し込み口に塗布。
 何を試しても、駄目だった。サポートに電話しても繋がらないし、内蔵部品の劣化と言われるかもと諦めた。
 それでも未練がましく録画し続け、再生すると、ノイズと音声切れになる。再度観たいというほどでもない1度観た映画を録画しては、ノイズと音声切れのまま再生して、1週間以上観ていた。字幕は正常に読めるし、複数ラインのノイズと断続的な音声切れに耐えてでも、就寝前は映画を観ないと精神衛生に良くないので観続けていたのである。その映像を見せた来客から、「目が悪くなるよ」と呆れられたが仕方ない。目より精神衛生のほうが大事。目の不調はないが、精神的不調がある。
 ただし、録画は不可能だが、ハードディスク保存の録画は正常に再生できて正常視聴。永久保存したいようなオペラやドキュメンタリーばかりで、映画は保存していなかった。
 新型コロナの報道番組やワイドショーをリアルタイムで見ていたが、シーンの早送りや1.5倍速で再生できる録画で見るほうが効率的なので、新しいビデオレコーダーを買いに行く決心をした。
 最近のビデオレコーダーはコンパクトで軽いから、持ち帰って、その日から観ることにするか、届けて設置してもらうか迷っていた。持ち帰ると、現在の2台に1台増えて3台になってしまう。配送なら、古いレコーダーを引き取ってもらえる。ハードディスク再生は可能なビデオレコーダーと新しいのを並べて置きたいから、一番古い〈DVD&VHS一体型レコーダー〉を捨てるつもりだった。
 親しい知人女性は数年前、ビデオレコーダーが壊れて新しいのを買って来てから、店員との話を思い出して壊れたビデオレコーダーを再起動したら直ってしまい、新品は放置したままだと言っていたのを思い出した。その時、私は、家電製品はすべて店員に接続してもらうものと思い込んでいたので、彼女が自分で接続できることに驚いた。すると、
「繋いであるところを外して、そこに新しいのを繋げばいいんでしょ」
 と、当然のように彼女が言ったのである。それもそうねと、小さな驚きと共に、感心してしまった。けれど、違う点があることに気づいた。テレビにビデオレコーダー1台の接続なら、簡単かもしれない。私の場合はテレビにビデオレコーダー2台と、周辺機器のシアタースタンドも接続されているから、テレビの裏側を見ると、何本ものケーブルがゴチャゴチャと繋がっていて複雑なのである。
 そこで、最近の電話のお喋りの時、私は言った。
「今ある2台のビデオレコーダーの1台を引き取ってもらうから、やっぱり配送の時に接続してもらうわ。テレビの裏を見ると、繋がってるケーブルがゴチャゴチャいっぱいあって繋ぐの難しそうなんだもの」
「じゃ、そうすれば。マスクしてれば大丈夫よ」
 時々、〈コロナ恐怖症〉と彼女のことを言ったりする私は、
(出ました、コロナ関連の言葉)
 内心、そう呟き、ちょっぴり、おかしさを隠して言った。
「届けてくれる配送員は、マスクして配達に来るに決まってるでしょう」
「あなたもよ」
「えええっ! 私が? 外じゃなく家の中でマスクするのオ!?」
「もちろんよ、自分もするのよ、相手に悪いじゃないの、エチケットよ」
「エチケットって、私、咳してないもの、コロナじゃないもの」
「私だって先月ガスコンロの修理来てもらった時、作業員もマスク、私もマスクしてたわよ」
 その光景を浮かべて、笑ってしまいそうに。室内でマスクという認識が、私には、なかった。マスクは外出した時に付けるものという固定観念&思い込みのため、室内でマスクするなんて滑稽な気がしたのだった。
 家電量販店に出かけ、ネットで調べていったソニーのブルーレイレコーダーを購入。店員と、商品の配達と設置のやり取りで、
「接続は、そんなに難しくないですよ。ちょっと待ってて下さい」
 と言って、紙とペンを持って来ると何かの商品ケースの上に置き、壁にケーブルの差し込み口はどうのとか私に聞きながら、矢印やメモなども入れて描いた図をもとに、別売りHDMIケーブルは、ここをはずしてここにとか、こうしてああしてと2台のレコーダーとテレビの接続方法を説明してくれた。
「ちゃんとできるかしら」
「できますよ。持ち帰って接続すれば今夜から見られますよ」
 うれしいでしょうと言わんばかりの店員さんのニッコリ顔に、観たい映画DVDが思い浮かび、そうする気になった。
「でも、DVD&VHS一体型ビデオレコーダーのほうは、引き取って欲しいんです」
「じゃ、やっぱり配達ですね、明後日の届けになります。引き取りのレコーダーは玄関に置いといて下さいね」
「そのレコーダーは繋がってるケーブルを外すだけよね? 難しくないですよね?」
「簡単です。機器から外せないケーブルは付けたままで」
 ということになり、別売りHDMIケーブルだけ持ち帰った。
 2日後の配送指定時刻までに、引き取りのビデオレコーダーは玄関に出しておき、新しいビデオレコーダーが配送された。梱包を解き、同梱の接続方法の説明書と、店員が描いてくれた図の紙を見ながら、1時間以上かかって接続に成功し、リモコンでホーム画面が表示された瞬間、
(わーい、できたできた! 自分で接続できた! 人生で初めての経験!)
 と、もう、うれしくてうれしくてピョンピョン飛び跳ねたいくらいだった。過去にビデオレコーダーやテレビを何度も買っているが、自分で接続したのは初めてで、言葉で表現できないほどの感激に包まれてしまった。引き取りレコーダーから数本のケーブルを引き抜き、ハードディスク再生可能レコーダーから数本のケーブルを引き抜いたり繋いだりして、新しいレコーダーには別売りHDMIケーブルを含めて5本のケーブルを繋いだのである。
 さらに、配送と引き取りは無料サービスだが、設置の手数料千円を節約できたことになる。
 新しいビデオレコーダーはハードディスク容量も大きく、2番組同時録画なので、リストにどんどん溜まってしまう。 
 映画のDVDも録画も、相変わらず字幕付き洋画ばかり。
 Kindleは翻訳小説かエッセイばかり。
 YouTubeはいろいろ見るが、自己啓発的な発信をしている青年起業家の投稿が面白くて、最近、よく視聴している。
 これからもっと外出できて、あちこちへ行けて、コロナ影響の生活の不満が早く解消すればいいと思っている。


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