安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

夢への階段

2015年04月13日 | 月刊ブログ

 満開の桜は、酔いしれる間もなく、入学式を境に、花びらのじゅうたんとなり、また1年後を待たなくてはならなくなりました。

 今日は、真新しい制服に身を包んだ幼稚園生が、お父さんお母さんに手を引かれ、この学校前の横断歩道を横切っていました。きっと今日が入園式だったのだろうと、渡り終えるまでの間、その懐かしい光景に目が離せずにいました。

 

 先週は、長崎デュアルシステム専門学校と、させぼ公務員オブビジネスの入学式が執り行われました。それぞれが目標を定め、新たなステージへと進んできました。

 佐世保校の新入生宣誓で、宣誓してくれた高校新卒の女性は、昨年の長崎国体のことに触れ、「スポーツと勉強は似ている」と言っていました。「スポーツ選手のように夢や目標に向かって情熱を持ち、努力を惜しまないことは、これから公務員を目指す私たちにとっても同様に大切なことだと思います。」と。

 世界で活躍している日本のスポーツ選手では、今注目のテニスの錦織選手やサッカーの日本代表選手、プロ野球選手や、ゴルフの松山選手、フィギアスケートの羽生結弦選手、スキージャンプの高梨沙良選手などたくさんいます。

 それぞれに自分の技や記録を伸ばすための努力は、並大抵のものではないと思います。そして、彼らが日本を離れ、世界で活躍するには、まずは現地での生活のために語学力が必要になります。年々若くして優れた才能を開花させていることにより、自身の学校の勉強の仕方も独特です。

 ノルディックスキー・ジャンプ女子のワールドカップ(W杯)で日本選手として初優勝を果たした時、高梨沙羅選手は、語学力を養うためにインターナショナルスクールへ入学し、また、海外での競技に集中するために、入学してわずか4か月で文部科学省が実施する高校卒業程度認定試験(旧大検)に挑戦しました。3年分の勉強を、1日11時間勉強をしてみごと試験に合格しました。この認定で、18歳になった時に大学受験の資格ができました。

 高梨選手は、飛び級でも日本体育大学に入学し、ますますスポーツ選手としての環境も自らで整えていきました。

 私は、3年前に、高梨選手の高卒認定試験に合格したとのニュースをテレビで見たときに、このような方法もあるのだなあと感心したことを覚えています。

 佐世保校で行っている高卒認定の講座で合格した学生も、公務員になるためにこの専門学校へ進学し、みごと外務省に内定しました。この春4月1日に霞が関の本庁に着任し、今頃緊張しながら仕事を頑張っている頃だと思います。

 自らで環境を整え、自分の目標とする記録や技術を伸ばしていくことは、この学校で日々勉強に取り組む学生にも共通しています。

 自分をそのような環境の中に置くことで、もう後戻りができないことを、自分自身に言い聞かせ、覚悟を決めることにもつながるでしょう。 一歩を踏み出したのだから、進むしかありません。歯を食いしばり、自分の目標に向かって情熱を持って!

 よく政治家は「不退転の覚悟」と言います。信念を持ち、屈しないという意味です。

 ここに入学してきた学生たちにも「不退転の覚悟」を持って希望の就職を成し遂げてほしいと思います。 絶対に諦めないこと、いつか必ず夢は叶うことを信じてほしいと思いました。

  先日は、ハウステンボスで、卒業生の結婚式があり参列しました。新郎新婦とも同じクラスのクラスメート同士。デハールという豪華客船での披露宴は、もう一つの楽しみでもありました。幸せそうな二人の笑顔に、当時の教室や招待されてきていたクラスメートたちの姿が当時のままに思い出されてきました。あの時、頑張ったものね!そして今日の日を迎えたのだと感無量になりました。

 いろいろあったけど、まだ通過点だけど、あの時の努力は無駄ではなかったことを、華やかな会場に負けない明るい笑い声が、証明してくれているようでした。

  今日から、夢への階段上ります。

 頑張ってほしいです!

 写真はハウステンボスの芝桜。一面ピンクのじゅうたんがここにもありました。

 Photo by mizutani


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