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ペンションきら星のキノコ日記(2005-2019年)

1997年開業から2019年までの記録。
以降はhttps://blog.goo.ne.jp/p-kirabosi

岐阜でキノコ狩り

2010年11月24日 | 2010年きのこ
ちょっと番外編のキノコ狩り。
基本的に地元以外でキノコ狩りする気はないのだけど、先日法事で敦賀に帰った折り、父の猟仲間のIさんがキノコ狩りに誘ってくださったのに便乗参加させて頂きました。
その日は霜が降りた朝で歩き始めてもめちゃ寒、紅葉は美しく、青空がダム湖に映えてきれいでした。Iさんの案内で山を登って尾根伝いに歩いて、斜面を下って‥‥。Iさん御年60才、うちの父は72才。二人とも普段から山を歩き、猟の時期ともなれば鉄砲担いで走り回ってるので元気です。感心します。何てったって、歩くのが早い。下りはもひとつ早い。
落ち葉の間にクリタケやナメコを見つけては、「あるぞ。取りなさい」と教えてくださる。ナメコはあいにく晴天続きで乾燥ナメコ状態で、悔しい。
最初はキノコがなかなか見えなかったが、次第にムキタケが恐ろしいほど出てるのに気づきました。今までに経験がないほどで、一抱えほどある朽ち木の上の方まで、でっかいムキタケがぼこぼこと出てるのが見える。それもあちこちに!
やっぱり峰の原よりも暖かい分、樹と菌の成長がいいのだろうか?パパと話してて、峰の原辺りの樹齢が若いのかなというのが仮説。

不思議と、見つかるキノコはムキタケ、クリタケ、ナメコの3種類だけ。なぜか他のキノコが見当たらない。っていうか、立木に出てるムキタケとナメコを見るのに忙しくて、いつものペースのようにじっくり地面を見てる暇がないのがホントのところ。
持ってきた腰カゴはすぐに満杯になり、重くて腰に紐が食い込むくらい。最後の方は、もうカゴにも入らず、取るのが嫌になるくらいでした。

Iさんが「こっちに降りてこい」と先導してくださったので、はぐれてはならぬと必死で降りて行くと、最後の最後は川越え。Iさんの姿はもう見えない。父の長靴は長そうだからいいけど、私のは絶対中に水が入る丈。なんとか濡れずに渡れるところはないかと、少し上流まで行ってみましたが全然ダメ。仕方ないから、靴下脱いでポッケに入れ、ズボンの裾を膝まで捲って意を決して川の中へ。案の定、長靴の中に水が入ってだぶだぶ、切れる様な水の冷たさでした。

さて、帰ってからがひと仕事です。父、パパ、私と、3人分が取ったキノコを掃除です。母は掃除する前のキノコをさっさと親戚にお裾分けして手間を省いてました。
パパは根気よくキノコを掃除してくれて、私はそれを洗ってきれいにして、夕食はキノコ鍋。翌日はクリタケご飯とナメコ汁で楽しみました。



まだまだクリタケ

2010年10月31日 | 2010年きのこ
今日は久しぶりにお客様と本気のキノコ狩り。台風14号の進路には気を揉みましたが幸い、今日は薄曇りで時々陽が差して、割に暖か。
このところ11月下旬並みの寒気で凍えるような状態(初雪降りました!)で、さすがに家の周りでキノコを採るくらい。
ここ数日の寒さでキノコもどうだろうかと、K夫妻には申し訳ないが、どれだけキノコが採れるか半信半疑のキノコ狩りでした。
歩き出して間もなく、いつもナラタケチェックする場所に、立派なニガグリタケの群生発見。少なくとも何かはありそうです。
案の定、シロナメツムタケや、もう少し早くに出会いたかったナラタケ(寒気で凍って成長が止まって傷みかけ)、カノシタ少々を見つけてホッ。なぜかニガグリタケだけはあちこちに立派に群生しまくり。

途中でパパも合流し、思いっきり足場の悪いエリアへ行くことにしました。まず紅葉した葉が落ちたカラマツ林で、キヌメリガサがポツポツと出始めてました。まだ直径1cmくらいの黄色いのがあちこちに散らばっててきれい。ですが収穫するならせめて3~4cmに育ったのがいいなあ。
さらに歩いて行って途中から道なき道を。雨上がりで只でさえ滑りやすい落ち葉いっぱいの急斜面、滑り落ちたら新聞物で、先日の「キノコ狩りで滑落死」の記事が頭の隅をチラッとかすめる。
幸いそういう苦労の甲斐あって、パパも次々にクリタケやムキタケ発見。
私も倒木に出てるのを見つけたのですが、8割がたクリタケに見えるけど、少し黄色みがかってるからニガグリタケ?でも苦くないからニガグリタケモドキ?とりあえずサンプル程度に採取。
ふと見ると、ム、斜めに立ってる枯れ木のかなり上の方にムキタケらしき物発見!枯れ木を蹴り倒したい衝動に駆られるけど、なんせ急斜面、蹴り倒したらそのまま枯れ木と一緒に滑落するのは目に見えてるので断念。
さらに進んでチャナメツムタケや、アイシメジ、きれいなクリタケが結構採れて満足満足。仕上げにK父さん、ムラサキシメジを数本見つけ、大収穫でした。


美味しかったヌメリスギタケモドキ

2010年10月21日 | 2010年きのこ
キノコ嫌いなヒロキには悪いけど、昨日の夕食は(というか『も』というか)キノコ鍋。
昼間に採ったキノコに+うちのホダ木のシイタケ、ヒラタケ、ナメコ。そしてうちの白樺に生えてきたヌメリスギタケモドキ。

先日食べて2度目ですが、すっかり気に入りました。シャキシャキした食感がサイコーに美味しい。
私のランキングでは、食べるのが好きなキノコNo.1はムキタケでしたが、ヌメリスギタケモドキに変更だな。




テニスのついでに

2010年10月20日 | 2010年きのこ
今日は曇り。テニスの日。(峰の原テニスクラブのレッスン日)
テニスに行くにも、行き帰りにはついついキノコチェック。ラケット振り回して歩きながら、眼は落ち葉の下のキノコに‥‥。通りすがりでまずはチャナメが出てきたのを確認。とりあえずレッスンレッスン。
パパはゲームしてる時の待機(人数が半端で余って)に、ラケットを置いてキノコ採りに行ってしまった。ちょろっと歩いてハツタケとヌメリイグチを少々。
テニスが終わってからも、パパも私もすぐには帰宅せずに、キノコを探してうろうろ。
二人別行動でしたが、ナラタケ、シモフリシメジ、アイシメジ、クリタケを見つけて、お昼はキノコうどん。
相変わらず初秋から晩秋のキノコまで入り乱れて出ています。(写真はクリタケ)

今日のニュースでは直売所で販売されたナラタケにニオイキシメジが混入していたと報道されていました。
そういえば、今日キノコを採ってて見かけた黄色いキノコ、あれがそうだったのだろうか?あいにく肌身離さず持ち歩いてたデジカメが電池切れで写真が撮れなかった‥‥。
ニオイキシメジは不快臭が特徴のようですが、匂いは嗅がなかったからわからんなあ。惜しいことをした。とってもきれいな黄色いキノコでした。

今日は他にもクサウラベニタケ(毒)に似た、しっかりとした大きなキノコを見つけました。キノコの師匠のところに持って行って見てもらいましたが、断定はできませんでしたが、噛んだ味はまずいのなんの。たぶんクサウラ。
師匠に言わせると、今年はクサウラとウラベニホテイシメジの判別がつきにくいそうで、いつもなら華奢なのはクサウラだけど今年はウラベニに似たしっかりしたのが多いとか。
おいでのお客様にもよく言いますが、やはり100%同定できないキノコは食べちゃダメです。思い込みも危険ですね。



ヌメリスギタケモドキ

2010年10月14日 | 2010年きのこ
今日は天気もいいし、パパと二人でキノコ狩り。パパはこのところ、去年出会ったムキタケの木が気になってたようです。
こっちだ、というパパを先導に歩いたのですが、「ないなあ、まだ出てないのかなあ」とパパ。
私は「こっちにもあったはず」とさらに進んだところ、クリタケ、ナラタケ、それにムキタケ発見!パパに知らせると、「あれ?さっきの木は間違いで、こっちだったか」と。オイオイ。
パパが「写真映えするいいものを見つけた!」と叫ぶので、とりあえず収穫するのは後回しにして、パパに合流するとなんと巨大に成長したヌメリスギタケモドキ。
おおっ、うちの白樺に出てくるのと同じだ~!採ったヌメリスギタケモドキを帰宅途中でキノコの師匠に見せると「こりゃあ立派だなあ、普通はこんなに大きくならないぞ。美味しいぞ。」と太鼓判を押してもらいました。
美味しいんだっけ?「そうさ、去年、家に出たのを食べたろうが?」あ?食べたっけ?記憶にないなあ。
パパに聞いたら「食べたじゃん。美味しかった」。え?‥‥‥なんで記憶にないんだろ。もしかして、パパを毒味役にしたんだろうか??

で、本日の収穫。ヌメリスギタケモドキ、ナラタケ、クリタケ、ムキタケ、チャナメツムタケ、シロナメツムタケ、ヌメリイグチ。
帰り途中で採ったシモフリシメジは、キノコの師匠に「お礼はマツタケでいいから」と言い残してプレゼントしてきました。