兵どもが夢の跡

kinoです。

コミケ72終了しました。みなさまお疲れ様でした。
（一度言ってみたかったこの台詞）

オタクを自称するくせにコミケに行ったことのなかった私でしたが（おや
ようやく聖地巡礼といいますか、参拝できてよかったです。
おまけに友人のブースに委託として拙著を置かせて頂き
売り子経験もできました。すげたのしかった！！またやりたい…。

友人サークルの人気にあやかって沢山の方にお手にとって頂き、
完売することができました。ありがとうございました…。
見本誌でもいいとお持ち帰りくださる方もいらして、かんげきです。

まさかそんなことになるとは思ってもいなかったので、売れなかったら
TAKE FREEにして少しでも多くの方に読んで頂こうかなと思っていました…
あの本でお金を頂くというのが申し訳ない気持ちもあり。
だって準備してる時にまわりのブース見たらみんなすげええ絵がうまい。
本もちゃんとオフセット印刷、キレイな表紙、面白そう…。
生卵ぶつけられる前に逃げ帰ろうかと思いました。

だから、次があれば、フリーペーパーなどの無料配布物も用意したいなとか
もっとページ数増やして描きたいなとかいろいろやりたいことができました。

売り子やってて気付いたのですが、友人の漫画をお買い求めになる方って、
皆さんすごく優しいんですね。
友人の漫画と同じ雰囲気っていいますか、友人自体がほんわかした、
人を優しい気持ちにさせる雰囲気なので、それが漫画に出ていて、
そしてそれを読むお客さんもつられてほんわかしてくるのかな、とか。
上手く言えないんですけどそういうことに感動してました。

私はずっと漫画は読むのが好きで、いつか描いてみたいという願望もあり
でもどうしても「かわいい」絵が描けず、「上手い絵」も描けず、
「感動！」させる物語も思いつかず。
ラフを書いてもいつも猟奇的、暴力的で、自分が描きたいと思う
漫画とのギャップでうんうん唸って、そのうち諦めていました。

これ↑って私の殺伐とした性格が作品に出ていたのかなぁと（はは…は…。
だから友人とその作品とお客さんの関係を見て、私も誰かに喜んでもらえたり、
楽しませるような作品を描きたいなと。
今までの作品って正直自分の鬱憤晴らしだったのかしらと。猛省。
きみのえがおが見たいよ。をモットーに描きたいきぶん！
（でも猟奇的云々も、描きたい気持ちありますが）

プロフィール画像が今回の本の表紙です。
一生懸命かわいくしたつもりでなんだか中途半端なキャラデザインに
なってしまいましたが、これで精一杯、血反吐はきながら描きました（笑。
気を許すとついついグロテスクなキャラになってしまうのです…。
それでも今回なんとか書き上げることが出来たのは、モチベーションを
くれた周囲の方々のおかげだなーと、ほんきで思うのですよ！！

今回描くきっかけをくれたかた、
発表の機会をくださったかた、
本の作り方をご指導くださったかた、
「描いてもいいんだよ」と背中を押してくださったかた、
買う買わないに関わらず、お手に取ってくださったかた、
ブースに来てくれたみなさま、
ほんとうにありがとうございました。

売上金、重かったです。重量的な意味ではなく、心にずしりときました。
ありがたく頂戴いたします。

さー、次のネーム切らなきゃ！