WILD FANCY ALLIANCE

まともじゃねえ…あんたらまともじゃねえ…

犬神家ッ

2008-02-22 01:01:57 | Weblog
今更ですが犬神家リメイク版、テレビでやってましたね。
家族で見てました。綺麗な画。素晴らしいなぁ。
オリジナルは子供の頃に見た記憶しかないので、オリジナルを見たくなりました。

★大野雄二の音楽がよい

★三姉妹がお気に入り
徹底した演技指導があったんだろうなぁー
最近殊によく言われる「自然体な演技」、言うなればそれの逆だと思うのですが
そういうのは月曜夜9時ドラマ等であればふさわしいのかもしれないが
「犬神」のように劇場を前提とした映画ではあのくらいの演技がしっくりくる気が
します。
よく芸能人がアニメの吹き替えをやって失敗するのは、やはり舞台が違うからだと
思う。犬神は作品と合った演技をしていて違和感ない。

凛とした佇まいから狂乱へと変貌した時、そして事切れた時のメイク&ヘアメイクが
何気に素晴らしいと思った。(いつでも3人は美しい。それが女の恐ろしさというも
のを醸し出しているような気がする。)

★冒頭に述べましたが
1カット1カットこれでもかという程こだわりをもって撮られていて、その画がとても
美しかった。
最近の映画をほとんど見ていない私がここですべてを一緒くたにして述べるのは
どうかと思うのですが一個人の感想として。

劇場公開後すぐにDVD化となり、さらにテレビ放映も早い段階で行われる最近の邦画
(特にテレビドラマの続き物)は完全に家庭用モニター向けの構成という感じがして
ならなかったのだけど(画面比率の問題ではなく)、犬神家を見て更にそう思うように。
犬神は完全にスクリーン向けですよね……。
見ているうちに、なんだか映画館にいるような気分になった…。
それだけ最近の映画はテレビ用の作りになってるってことなのか?とふと思ったり。(今更

綺麗な画の割に後半は台詞進行で分かりにくい場所があり残念。

★三谷は三谷、木久蔵は木久蔵、深キョンは深キョン。

★血
がやたら朱色だったり、生首がリアルでなかったりするのも演出なのでしょう…か。
あんなのリアルにしようと思えばいくらでもグロテスクに出来るだろうし。
話はそれますが私が一番怖い・リアルだなと思う「死」の描き手(ビジュアルとしての)は
岩明均でしょうかねー。死人の表情が生々しい。あとダラっとして重そうな四肢。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿