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弓と山と日本画

Kimiko Yuasaの近況

和のイベント『美古譚』

2017-06-04 22:56:41 | 展示のお知らせ
一昨日に続き連続の投稿となりますので前略。

ずっと告知させていただいていたえぐさゆうこさんとのコラボイベントの詳細です。

このイベントは、元南海放送アナウンサーで現在消えつつある島唄を発掘して継承しているえぐさゆうこさんと共に、日本の古い文化を愛でる仲間で集まってイベントをしたいね、と話していた事がきっかけとなり、形になったものです。

場所は、お世話になっているお茶室、ティー・セラピー・スタジオで行います。
ここは別名『芸術教育学研究所』。
所長の黒川先生は茶道を芸術として捉えており、訪れる人に知的なおもてなしと癒しを与える場として機能している場所です。
足を痛めている方でも気軽に茶道を楽しめる立礼式のお部屋があり、今回は副所長の宗悠さんに立礼のお茶席を設けていただく運びとなりました。
どなたでもお気軽にお抹茶をいただくことが出来ます。





美古譚
~古くて美しきものたちの物語~
日本画・茶道・南島の唄と語りの饗宴
2017年7月1日
10:00~18:00 入場無料
国立市ティー・セラピー・スタジオにて
http://tea-therapy.com/therapy.html

●歌と日本画の饗宴ミニライブ 各回ごと チャージ1000円
13:00
15:00
の2回公演
平家物語「扇の的によせて」と奄美の唄
湯浅紀美子(日本画)
えぐさゆうこ(唄と語り)
熊坂路得子(アコーディオン)

●お茶席 500円
裏千家淡交会終身師範 宗悠による立礼式のお茶席
お茶席はお一人様10分程度のお時間をいただきますためご希望に添えない場合もございます。
お時間をご予約いただきますとお待ちいただかずにご利用いただけますのでオススメです。

●ミニライブ以外のお時間は、以下の出店者の催しが楽しめます。
YOSHIVEGGIE/和カフェ
Wokini/マクラメアクセサリーの展示販売
Soul voice 慈音/曼荼羅占術
石川ゆかり/整体
民族楽器の展示販売

私は、ゆうちゃんの朗読に合わせて平家物語をモチーフにした日本画を描いて展示させていただきます。
ライブの時間以外も展示をご覧いただけます。
どうぞお気軽にいらしてください。

お茶席、ミニライブのご予約はfacebookのイベントページかこちらからお願いいたします。
egusaduo☆gmail.com
(☆を@に変えてお送りください)


3月のいろいろ

2017-03-18 20:11:11 | 展示のお知らせ
暖かさと寒さが混在するこの季節ですが皆様お変わりありませんか。
寒さをものともせずに頑張る植物や小鳥達に励まされながら、暖かな風薫る季節が待ち遠しい今日この頃です。

まずは、展示のお知らせです。

アートラッシュ企画展Vol.273
『花鳥風月展』
2017年3月22日(水)~4月3日(月)
水・木・金・土 AM11:00~PM7:00
月・日・祭日   AM11:00~PM6:00
火曜日定休(入場無料)

=参加作家=
原政人(造形)
なかひらまい(絵画)
湯浅紀美子(絵画)
cicatroph(アニマルトロフィー)
acco(パルプアート)
清葉(切り絵)
草薙能子(造形)
能野裕子(造形)
上木原健二(絵画)
もきゅん(造形)

今回はDMも担当いたしました。
写真は、実家近くのしだれ梅が美しいお宅で撮らせていただいたもの。
これだけ見事に咲かせるにはお手間がかかることでしょう。
見せていただくのが毎年の楽しみでもあります。

今回の日本画は絹本作品一点です。
『朧月夜』
画像ではだいぶ明るいですが、夜の風景ですので実際はもっと暗めです。


そして、初のコラボ作品に挑戦しました。
仕事仲間の造形師さんにお願いして張り子でアニマルトロフィーを作っていただき、そこに私が日本画材で装飾をさせていただきました。
造形師さんは鹿の造形がマイブームとのことで、鹿を2体作っていただきました。
そのうちの一体は絹花と盛り上げ胡粉で桜の装飾を。

もう一体は山伏のイメージで頭巾をかぶせました。
春日大社展で拝観した神鹿のイメージが残っていたのかもしれません。

アニマルトロフィーは西洋の文化ですが、日本的なアニマルトロフィーが出来上がりました。
今回はとても楽しく作業させていただきました。
コラボ作品はこれからも作る予定です。
『cicaTROPH』というユニット名で活動しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ご都合が合いましたら是非お立ち寄りくださいませ。



そして、今月の東京アートアカデミーの日本画教室の様子です。

生徒さんの紙本作品が2点仕上がりました。
一点目、Iさんの作品です。

蓮の葉っぱを岩絵具で塗ったチャレンジ作品です。
岩絵具はきれいに塗り込むためには、膠と水分のバランスが重要で意外と難しいのです。
はじめは苦労されたようですが、とても頑張ってここまで塗り込み仕上げました。
空と花の色のコントラストがとても美しくて素敵な作品です。

こちらは、Oさんの作品です。

日本画材の水分量を調節する技法をいかして、フワッとした桜の花が重なった感じを表現しています。
透明のような不透明のような日本画材独特のやわらかさをとても上手に使った作品です。
メジロもかわいらしいお顔をしていて、とても楽しそう。
春はもうすぐそこまで来ていますね…。

お二人とも、次回からはついに絹本に入ります。
とても楽しみです!

【東京アートアカデミー日本画クラス】
生徒募集中です。
毎月第2第4金曜日(月2回)18:30~21:00
お問い合わせは『東京アートアカデミー』
tokyo.art.academy☆gmail.com
(☆部分を@に変えてください)




アートラッシュ『 月夜にて 』展

2016-09-14 02:27:25 | 展示のお知らせ
明日からの展示のお知らせです。



アートラッシュ企画展Vol.262
『月夜にて』展
2016年9月14日(水)~10月3日(月)
水・木・金・土 AM11:00~PM7:00
月・日・祭日   AM11:00~PM6:00
火曜日定休(入場無料)

=参加作家=
大山求(鉄造形)
牧瀬茜(絵画)
湯浅紀美子(日本画)
チヒロ(絵画)
清葉(切り絵)
崎山幸郎(絵画)
斎藤桂一(造形・アクセサリー)
野谷美佐緒(アラビア語デザイン・ペーパークラフト)

アートラッシュHP
(アクセスなど、ご確認いただけます)



アートラッシュにて、毎年恒例となりました月をテーマにした作品展が始まります。
今回は少し大きめの絹本にチャレンジしました。



『蓮月想』

新月の夜に隠れている月を蓮が想っている…。
そんな設定です。

夏にスケッチ会で描いた古代蓮を起しました。

恵比寿、代官山方面へお越しの際は、是非お立ち寄りくださいませ。


アートラッシュ『花鳥風月 展』

2016-03-27 22:47:35 | 展示のお知らせ
今日の暖かさでだいぶ桜がほころびました。
野の花もずいぶん伸びて、可憐なかわいい花が目を楽しませてくれる季節となりましたね。
山野草を愛する人間の一人としては、おいしい季節でもあります。
まだ初々さ残る控えめな雑草達が、荒れ地を華やかに彩っている様子を見ると、幼い頃の記憶が甦ってきます。
毎年、同じものを見て同じことを思っていたのだと思います。
「良い季節だなあ」
と…。

3月も早いものですでに終盤です。
ここのところ、筆無精な私がありえない頻度でブログを更新しております。
一ヶ月間で4回の更新はたぶん今までで初めてのペースです。
というのも、
「見ましたよ~」
と直接お知らせくださる方がいらっしゃり、それがとても嬉しかったんです。
このページを訪れてくださる皆様。
本当にありがとうございます。


さて、アートラッシュの展示のお知らせです。



アートラッシュ企画展Vol.251
『花鳥風月』展
2016年3月30日(水)~4月18日(月)
am11:30~pm8:00(月曜日pm5:00まで)
定休日 火曜日(入場無料)

=参加作家=
野谷美佐緒(ペーパークラフト・アラビア語デザイン)
牧瀬 茜(絵画・造形)
湯浅紀美子(日本画)
原 政人(造形)
喜田小夜子(絵画)
大山求(鉄造形)
パトリック ギャノン(切り絵)
ささきりえ(金属造形)
ヒナゲシヒイロ(装飾作家/配色家)
ポオ エ ヤヨ(細密水彩画・アクセサリー)

アートラッシュHP



今回は絹本に春の野草を並べ、雲母で文様を加えて春の霞を表現しました。
モンシロチョウとモンキチョウを飛ばして、小さい頃から変わらない春の一風景を意識しました。

掛け軸に仕立てられるよう、簡単に外せる仮額装をお付けしております。
ご希望の場合はご相談くださいませ。
裏彩色有り、裏打ち無し。

もうひとつ、こちらは紙本。
『隔月刊フェーマス』で描かせていただいた日本画です。

期間中、アートラッシュにて展示させいただきますので、実物を見てみたいという方は是非足をお運びくださいませ。


その他、春らしい小さな旧作をいくつかお持ちする予定です。

代官山界隈も春のムードに彩られている頃と思います。
お散歩がてらお寄りいただけると嬉しいです。





アートラッシュ『スウィーツな かほり展』

2016-02-22 03:04:29 | 展示のお知らせ
荒れ狂う天気に春の気配を感じつつ…。
もう少しの間、身を固く閉じる木々の小さな声に耳を傾ける今日この頃。
いかがお過ごしでしょうか。
待ち遠しい若葉の萌える季節まであとわずかですね。

本日は遠い中、日本画クラスの生徒さん4名がアトリエ訪問にいらっしゃいました。
森、湖のある景色の中をドライブした後、アトリエでお菓子をいただきながら、美人画の師匠の残していかれた作品を鑑賞していただいたり、それぞれの近況をお聞きしたり…。

その後はお時間のある生徒さんとともに西荻へ移動。
作家仲間のなかひらまいさんのワークショップで絵本作りをしました。

私にとっては大変有意義な時間となりました。
皆様にとっても、何か一つでも心に残る、あるいはヒントになるものを共有出来ていたら良いな、と思い…。

お付き合いくださった皆様、ありがとうございました(^^)


2月24日から始まるアートラッシュの企画展のご案内です。



アートラッシュ企画展Vol.249
『スウィーツな かほり』展
2016年2月24日(水)~3月7日(月)
am11:30~pm8:00(月曜日pm5:00まで)
定休日 火曜日(入場無料)

アートラッシュHP
(マップなど、詳細がございます)
http://www.artsrush.jp/

=参加作家=
湯浅紀美子(絵画・造形)
境野裕子(手造り時計)
原政人(造形)
高田美苗(造形)
なかひらまい(絵画)
斎藤桂一(造形)
Myu(七宝)
千葉由笑(絵画)


日本画でスウィーツって…。
どうしたら良いのだろう、と悩んでいたところ、茶道教室でご用意された美しい落雁を思い出しました。
季節のモチーフが象られたパステルカラーのかわいいお菓子です。
本来は型に入れて作るものですが、私は盛り上げ胡粉という技法で描きました。
結果、4点の箱詰めが出来ました。

吉祥菓子『松竹梅』
言わずと知れた、おめでたいモチーフの落雁です。


西洋菓子『ラムネ』
西洋アンティークの食器にありそうな模様をイメージして。


大きいタイプの落雁『唐花丸』
狩衣などに使われる文様を使用しました。


同じく大きいタイプ『雪と鳳凰』
どこかで見たことのあるような…。


もちろん食べられませんが、観賞用のお菓子はいかがですか?
アートラッシュでお待ちしております。