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弓と山と日本画

Kimiko Yuasaの近況

近況です

2021-01-24 22:43:20 | 日常を…
とてもとても、ご無沙汰しております。
こんなにも長きに渡って音沙汰不明の私のブログを拝見くださっているあなた様、私の事を覚えていてくださりありがとうございます。

1年と9ヶ月前に訳あって自営から勤め人となりまして、石材彫刻に携わる仕事をしておりました。
新しい仕事に慣れて気持ちに余裕が出来たら制作を再開しようと思っていたのですが、厳しい状況により自身の心がどんどん閉鎖的になり、SNSを開く余裕が無くなり、気付いたらFacebookはログアウト、ブログはサービス終了、あげくの果てに携帯電話が壊れて大事なメールやメッセージが消えておりました(T_T)
ブログはサービス終了直前に慌てて過去の内容をこちらのサービスへ移し替えたのでなんとか残せましたが、携帯は、写真・動画・メールは全て消えてしまいました。かろうじて有料のデータ復旧サービスを利用して連絡先のみ復旧出来ただけでもついていたかもしれません。

石材彫刻の仕事では良い仕事をさせていただきましたので名残惜しくはあったのですが、このままでは心身がもたないと判断したことと、この1月にさらに自身にとってステップアップ可能な職場とのありがたいご縁があったことにより、転職いたしました。
新しい職場には人懐こくかわいいヤギさんがいます。

転職してからは、毎日の生活を大切に生きる事に重点を置けるようになりました。丁寧に暮らす事で自分を大切に出来ているように感じ、今、ようやく心に余裕が生まれ、連絡をしようにも出来ずにいたお世話になった恩人や友人、仲間達にゆっくりですが少しずつ連絡を取り始めようと思っているところです。
そして滞っていた創作活動もリハビリしつつ趣味の範囲で再開いたします。
止まってしまっていた時が再び動き出したように、本来の自分の鼓動がやっと聴こえるようになりました。

良かった時も大変な思いをしていた時も、今の住まいに越してきてからずっと弓道を続けていて、そのおかげで精神的にとても助けられていました。
ストイックな探求のルーチンと仲間の笑顔が私にとっての心の栄養になり、立ち止まることなく次へのステップを踏む事が出来ました。
人はバランスとタイミングが必要で、自身に必要なものを補いながら周囲との接点を探して存続可能な生き方を常に模索しているのだと感じます。
弓も同じで、上方に伸び、左右どちらかに傾く事無く同じバランスで引き、正しい形で狙いがピタリと合った時に離すことで、的に矢が吸い込まれるように飛んで行きます。一生ものの良き趣味に出会う事が出来たと、我ながら自身の選択に間違いは無かった事に満足している今日この頃なのです。


山も少しずつ再開をはじめ、山仲間、弓仲間に混ぜていただいて時々足を運んでいます。とはいえひどい運動不足の中なので、低山をゆっくり歩かせていただいてトレーニングをしている感じです。


私が石材彫刻に関わらせていだいていた頃、世の中は新型コロナの脅威にさらされて日々の過ごし方に大きな変化がありました。
弓道場も一時は使用禁止となりましたが、今は然るべき対策が施されて再開され、限定的な中ではありますが稽古を継続できるようになりました。

今は、本当にたくさんの方々が強い不安感を抱きながら葛藤とジレンマ、時には虚無に苛まれながら、それぞれの日常を過ごしておられるのだろうと思います。
そんな中ですから、笑顔を保ち続けるのはとても難しいかもしれません。
でも、あなたの笑顔が周りの人を癒して温かい空気が広がることを想像すると、それは世の中にとって必要なものであることは間違いありません。
家族がいるあなたにも、一人頑張っているあなたにも。
どうかたくさんの愛が届いて、たくさん笑える幸福な日々を過ごせますように。一緒に笑顔で頑張ってくださいますよう。

下半期、入りました

2018-07-06 15:17:31 | 日常を…
強い日差しが雲に遮られ、過ごしやすい気候となっています。
雨は伏流水となっていずれ生きるための糧となり、私達を潤してくれるもの…。
今日は水に思いを馳せたりしながら、上半期の整理などをしております。

画像は先日友人と訪れた北八ヶ岳の白駒の池とその道中のコケの森です。
水の営みがあちこちで見られ、心癒されるひとときを過ごさせていただきました。








おかげさまをもちまして『月刊弓道 表紙画 原画展』と『日本画技法研究会 習作展』は終了いたしました。


とてもたくさんの方々に足を運んでいただき、ご好意と激励をいただきまして、本当に本当に感謝の念に絶えません…。
ご協力くださいました関係者の皆様、そして足を運んでくださいました皆様。
誠にありがとうございました。
これからも今回の展示の経験と反省を胸に精進してまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

早速ですが、展示が終わった日がアートラッシュ『T-シャツ展』の初日でありました。


『 Tシャツ展 』
2018年7月4日(水)~7月23日(月)
水・木・金・土 AM11:00~PM7:00
月・日・祭日   AM11:00~PM6:00
火曜日定休(入場無料)

=参加作家=
東田亜希/Romell/もきゅん
火と水/三浦晃子/藤沢芳子
牧瀬茜/崎山幸郎/千葉由笑
湯浅紀美子/yaya/能野裕子
加藤麻依子/岡沢幸/武盾一郎
溝渕ゆう子/あ べ夏/草薙能子


ギリギリでT-シャツを4枚ほど送らせていただき、なんとか初日の展示に間に合ったようでホッとしております。
今回は眷属さんシリーズのオオカミをモチーフにしました。
こちらは男性向け。


こちらは女性向けになります。


眷属さんシリーズは、以前『cica TROPH』のコラボ制作でシカの壁掛けを作りましたので、2回目になります。



さて、上半期はわりと苦手な分野でのアウトプットが多かったように感じます。
皆様の手助けがなければ乗り越える事は出来なかったことでしょう。

そして、下半期は色々な意味で少し内にこもった活動を中心にしていきたく思っています。


2018年4月のいろいろ

2018-04-25 14:42:21 | 日常を…
春雨の中、健気に咲く花たちに心奪われながら時折のぞく青空を愛でる昨今、耳をすませば鳥たちの歌も聴こえてきます。
窓を空けて過ごしやすい良い季節となりました。

アートラッシュ『花鳥風月 展』ではたくさんの方々にお越しいただき、毎回感謝に堪えません。
足を運んでくださる皆様の温かいお心がとてもありがたく、画人としての大きなモチベーションにもなっております。
今後とも花鳥風月を究めてまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。


お知らせです。
GWの5/4、5/5、5/6と、目黒にて寺社フェス『向源』が行われます。

向源は2011年から始まりましたお若い僧侶の方々が主催の宗教を超えた日本文化の体験型祭典です。
ありがたいご縁がありまして、5/6に目黒不動尊・龍泉寺にて写経写佛会の講師を勤めさせていただくこととなりました。今回で三回目となります。
今回の写経は向源バージョン、永久保先生の弥勒菩薩様の下絵を古典技法の『上げ写し』にて写します。
写仏画は色紙に貼り込んでお持ち帰りいただけますので、ご自宅にお飾りください。

そしてですね…。
その後、トークショーに参加いたします。
お相手は、永久保 貴一 先生、滝口 康道 副住職、友光 雅臣 向源代表と私の4名です。仏画・仏像に関してディープに語ります。
お三方は大変お話がお上手で深い知識を持ち合わせた各界のエキスパートであります。私はといいますと…、おそらくそうとうアガっていることでしょう…。
古来からの日本の画法に関して、仏画がどのように描かれてきたかなど、お話出来ればと思っています。が…。
私、相当なアガリ症でございます故…。
どうぞ冷やかしにいらしてくださいませ(^^;)
お三方のお話はかなり面白い内容になる事が予想されます。
私もアガリながらも大変楽しみにしている次第でございます。

登壇者のお三方のプロフィールをご紹介いたします。

永久保 貴一
漫画家、漫画原作者。1984年、『宇宙船別冊 大冒険』(朝日ソノラマ)に掲載の「貸出しヒーロー レンタマン」でデビュー。以後『ハロウィン』(朝日ソノラマ)や『サスペリア』『ミステリーボニータ』(秋田書店)などに作品を発表。代表作は『カルラ舞う!』シリーズ。『HONKOWA』にて現職の僧を主人公とした作品を好評連載中。2017年、目黒不動尊(瀧泉寺)にて酉年の御開扉に合わせて原画を奉納。

瀧口 康道
目黒不動尊 瀧泉寺 副住職。仏教に留まらず東洋思想、中国武術・チネイザン・ロミロミなど幅広く学ぶ。お寺でアップデートする仏教「青空の瞑想・青空へのヨーガ」も開催。世界的マリンバ奏者のフランソワ・デュボワ氏と瞑想『dive into silence』を製作。分かりやすく内容が深い法話にも定評がある。より広くみんなが一緒に乗れる瞑想への入口を模索する中、ラビリンスに出会い仏教のプラクティスへの融合を試みている。

友光 雅臣
向源代表 天台宗 常行寺 副住職。1983年東京生まれ。和光大学・大正大学卒、2008年天台宗比叡山での修行を終え、常行寺の僧侶になる。2011年より寺社フェス『向源』2012年に対話イベント『お寺で対話する夜』神職と僧侶 の勉強会『神仏和合』を主催。テクノとハウスのDJとしてアメリカのBurningmanや都内各所でプレイ。好きな言葉は自由。

宗教を超えた視点でそれぞれの道を模索し精進しておられるお三方です。
ご興味がありましたら是非お越し下さいませ。

チケットは以下のサイトからご購入いただけます。

【古典技法で描く佛様~一行一願写経と写佛~】
http://kohgen.org/event/megurofudo-hand-copying/

【仏画・仏像についてDeepに語るトークライブ】
http://kohgen.org/event/talk-about-buddhist-art/


今月の弓道。
総会射会に参加させていただきました。
いろいろとあって動揺しまくりの射会でございましたが、なんとか予選を通過することができました。
その後の射詰めは外しましたが、お陰でメンタルを鍛える必要性に気付かされました。
今の私に必要なのは何よりもメンタル、まずはその問題をクリアしなくては先はありません。
弓道では、射技だけではなく人間としての正しい姿、心の在り方、周りへの気遣いなどなど、本当にたくさんのものを常に学ばせていただいております。
ここには見習いたい先生方・先輩方がたくさんおられるから、ずっと続けて行きたいと思えます。
人生半分生きて、本当に良いものに巡り会う事ができました。

6月には、昨年度担当させていただきました月刊『弓道』の表紙原画展を行わせていただく運びとなりました。
狭山ケ丘と中野の2カ所を巡回いたします。
詳細は5月にお知らせさせていただきます。


今月の茶道。
3年ほどになりますが、茶道教室の裏方を勤めさせていただいております。
生徒さんがいらっしゃる日にお菓子や湯の準備、お抹茶を漉したり下準備を行い、お教室のサポートをしながら日本の文化や工芸品、掛け軸の画題などを学ばせていただいております。
今月は立礼のお部屋に鮮やかな藤娘を飾らせていただきました。

こちらは亡き日本画の師から私の母がいただいたもので、ちょっと不思議な曰くのある一品でとても大切にしているお軸です。
先生にお願いして、一ヶ月ほど飾らせていただいております。
毎週火曜日に解放しておりますので、お茶道にご興味がおありの方は是非お越し下さい。
コメント欄に『茶道教室の詳細希望』とメールアドレスをいただけましたらご返信させていただきます。
コメントは承認制でメールアドレスは公開されませんので、ご安心ください。


最後にご紹介をお一つ。
日本画技法研究会の私の弟子(彼が私を師と呼ぶので、あえて弟子と呼ばせていただいております)の小沢 博記氏が、自らのサイトを立ち上げました。

絹本の特徴と効果を多くの実験により研究し、自らの作風を理想へ高めていく姿勢は私自身見習わなければならないと思うほどストイックな小沢氏です。
少しずつ作品数も増えていくと思いますので、日本画・絹本にご興味がおありの方はたまに覗いていただけますとありがたく存じます。

幽水華画廊

(小沢 博記オフィシャルサイト)

私共々どうぞよろしくお願いいたします。







春の気配感じて

2018-03-13 03:14:38 | 日常を…
大変ご無沙汰しております。
ジンチョウゲの香りに包まれて、春の訪れを喜ぶ鳥たちの声に心癒される日々。
皆様、いかがお過ごしでしょうか…。
すでに年度末、時が過ぎるのは早いものです。
別れや出会い入り交じり感傷的な心持ちになるこの季節。
ご連絡が滞っている皆様におかれましては、いつもご迷惑・ご心配をおかけしまして誠に申し訳ございません。
こちら、忙殺の日々ではございますがなんとか日々を繋ぎ生かされております。


まずはご報告など。

●『月刊弓道』の表紙のお仕事が一段落いたしました。
編集部のSご夫妻には大変お世話になりました。
至らぬことも多々あったとは存じますが、一年間本当にありがとうございました。

最後にその成果をご覧いただきたく、所沢と中野の2カ所で巡回して原画展を行わせていただく運びとなりました。
日程は最後にまとめさせていただきますのでご参照ください。

3月号は三十三間堂で行われた『三十三間堂大的全国大会』の様子。
最後ということで、今までよりも色鮮やかに描かせていただきました。
季節の花はタンポポとスミレ、春の訪れを感じさせてくれる花たちです。
強くたくましく、そんな願いを込めています。
優しく強き春の野の花と共に初々しい新成人の力強い射の様子をイメージいただけましたら幸いです。


●そして、こちらは目黒不動尊・瀧泉寺で行わせていただきました墨彩画ワークショップの様子です。

2月は水仙をモチーフに水干絵具と膠、墨を混ぜて色を置いていただきました。
このワークショップは古式ゆかしいお寺目黒不動尊・瀧泉寺のご協力のもと、国内外からいらした観光客の皆様をもてなし、日本の美しい文化に触れて楽しんでいただくために行わせていただいております。
ご参加くださいました皆様、誠にありがとうございました。


●同じく、目黒不動尊の書院にて。

写経写佛会の講師をさせていただきました。
漫画家の永久保貴一先生が奉納された不動明王様の下絵を、古典技法の上げ写しにて写佛するという内容です。
まず、お作法に則り墨をすり、一行写経にて心を沈めます。
それから上げ写しにて一筆一筆丁寧に、お不動様の線を写し取ります。
そしてこの日はなんということでしょう、永久保先生自らご参加というサプライズ…!
実は私、小学校の頃から先生の作品『カルラ舞う!』のファンでした。
まさか、このような形で永久保先生とご一緒できるとは思いもよらず、大変光栄でございました。
しかも写佛修了後、永久保先生の印をいただけるというファンとしては至れり尽くせりの嬉しい内容。
写経写佛会の開催にご協力くださった関係者の皆様、そしてご参加くださいました皆様。
お世話になりまして、またはお越しいただきまして誠にありがとうございました。


●只今描いている絹本は、毎年恒例となっておりますアートラッシュ『花鳥風月 展』
で展示させていただく絵です。

暖かくなり外へも出やすくなります故、どうぞ期間内に代官山付近にいらっしゃるご用などございましたらお立ち寄りいただけますと幸いです♪


ーーーーー
最後に今後の予定をまとめさせていただきます。

●3/21~4/2
花鳥風月 展(代官山アートラッシュ)
詳細コチラ→代官山アートラッシュサイト
●3/31
写経写佛会(目黒不動尊)
詳細コチラ→永久保貴一先生サイト
●4/21
墨彩画ワークショップ『Paint hanging scrolls with an artist』(目黒不動尊)
詳細コチラ→Aribnbサイト
●5月6日
写経写佛会(寺フェス向源・目黒不動尊)
向源サイト
詳細は後日
●6/4~6/11
月刊弓道原画展(狭山ケ丘)
詳細は後日
●6/13~6/20
日本画技法研究会・作品展(狭山ケ丘)
日本画教室の生徒さん達の絹本作品を展示させていただきます。
詳細は後日
●6/20~7/4
月刊弓道原画展(中野)
詳細は後日


ご無沙汰しております

2018-01-25 01:32:46 | 日常を…
皆様、大変ご無沙汰しております。
今年初の更新で、なんと3ヶ月も空けてしまいました。

押し寄せるやるべき事への気持ちでいっぱいいっぱいになっており、大切な仲間や友人達への連絡が途絶えたままになっております。
ご連絡いただいているにも関わらずご返信できないご友人の皆様におかれましては誠に申し訳ございません。
日々のノルマをこなしつつ、少しずつ少しずつ皆様に寄り添わせていただけたらと思っておりますので、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

関東に大雪が降り、一時的に雪国ムードになりました。
眩しいくらいの雪でしばし非日常的な風景を楽しみながら過ごしています。



日本画教室の生徒さんの絹本作品をご紹介いたします。

こちらは、Nさんの芙蓉の花。

初めての絹本ですが、丁寧な色付けで深みのある画面になりました。
グリーンの明度を上手に変えて葉っぱの一枚一枚の奥行きが良いですね。
夏の終わり頃の空気感まで伝わってきます。

Oさんの牡丹です。

昨年の5月にスケッチ会で採取したものを元に描いていただきました。
真っ赤な色が印象的でとても目立つ株でした。
花びらの一枚一枚、特に端部分を丁寧に重ねて描かれており、ふんわりしたやわらかさが表現されています。

お二方とも絹本初心者とは思えないほど絹本の良さをいかした素晴らしい作品に仕上がっており、講師として大変嬉しく思っております。


今、月に2回ほど、目黒不動尊にて外国人向けの日本画(墨彩画)のワークショップを行わせていただいております。
墨と顔料を使って季節の花を描いております。
その後、ご自分の作品を掛け軸風に飾って愛でながらお抹茶を召し上がっていただき、さらに護摩木を奉納して龍泉寺の境内案内に向かいます。
かなり至れり尽くせりのワークショップになっておりますので、ちょこっと日本画をやってみたい方、日本の文化がお好きな方、どうぞご参加ください。
来月は、2/19(月)と2/24(土)に行う予定です。




その目黒不動尊の書院にて、このような素晴らしい弓を発見いたしました。
右手の扉との比較でもわかりますように、人間が引ける大きさの弓ではございません。
大変大きな弓で『奉納 凱旋紀念 発起人 宮内省御用御弓師 佐野新五郎』と書かれております。

副住職さんにお聞きしましたところ、東郷元帥がバルチック艦隊を破った際の記念に奉納されたものでしょう、とのことでした。
日露戦争では日本の神様も参加していたとの逸話が残っています。
ロシアの指揮官の手記に「日本軍の中にはときどき赤い服を着た兵隊が現れて、この兵はいくら射撃しても平気で進んでくる。この兵を撃つと目がくらむ。 服に〇に喜の字がついていた」
と残されているそうです。
正体はご眷属のタヌキで、氏子さんについていって共に戦っていたと伝わっているようです。
喜、といえば、四国の民話で有名な喜左衛門狸でしょうか…。
神様が共にいてくださるという安心感は、当時の日本兵にとって必要不可欠であったに違いありません。
この弓を見て、目黒のお不動様もたくさんの方々と共にあったのだな、と思い、なんだか胸がいっぱいになりました。

最後にお知らせです。
すでに会期中で恐縮ですが、おなじみ代官山アートラッシュにて短冊を展示させていただいております。


アートラッシュ企画展Vol.291 

『 雅 展 』

2018年1月17日(水)~1月29日(月)

水・木・金・土 AM11:00~PM7:00 

月・日・祭日 AM11:00~PM6:00
火 曜日定休(入場無料)
 
=参加作家=

湯浅紀美子(絵画)

喜田小夜子(絵画) 

まいけるからわた(造形)

河田里美(陶芸)

境野裕子(手作り時計)

acco(パルプアート)

清葉(切り絵)

ゆうき 慧真(切り絵)
<特別出展)
川口喜久雄(シルエット工場)
木村蜻蛉(造形

今回は2点ほど。
季節を描いた短冊です。



●日本画教室(文京区)
●目黒不動尊ワークショップ
のお問い合わせは、お名前と返信メールアドレスを添えてコメントに書き込みをお願いいたします。
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