事件簿

2014年07月30日 11時18分07秒 | 日本
「中坊公平・私の事件簿」
「ケース・3 1967年 貸金返還請求及び暴行事件」pp.31-41

在日韓国人Kが、借金(1億1500万円余り)を返済しないため
中坊弁護士が貸主の代理人として支払い請求したが、
ある時、Kといっしょにいた暴力団風の男に暴行を受け、頭にケガをし出血した。
中坊弁護士は命の危険を感じ、喫茶店に逃げ込む。

で、暴力団風の男と一緒にその喫茶店に入ってきたKに向かってこう言いました。
「お前こんなことしていいと思ってるのか。こっちは頭に傷を負って出血してるんやぞ。」
すると、彼の連れてきた暴力団風の男は予想もしない行動に出ました。
私の目の前で「お前、俺をやったな」と言いながら、
自分で自分のカッターシャツを両の手で力任せに引き裂き、ばーんとボタンを弾き飛ばしたのです。
そして、「俺かてお前にこうしてやられてるやないか」と言う。
私はびっくりしました。
(中略)
「弁護士が暴行を加えてもええのか。これから警察へ行こう」
傍らに立っていたKは涼しい顔でそう言いました。
むちゃくちゃな話だと思いながらも、警察に行くのは安全だと考え、
承知してタクシーに同乗し松原署へ向かいました。
警察に着いてしばらくすると警察官が来て、こう言いました。
「中坊さん、向こうはあなたを傷害罪で告訴すると言っています。
今、医者の診断書を取りにいってますので、あなたも診断書をもらってきてください」
(中略)
松原署に戻り、しばらくすると玄関先に街宣車が来ました。
「民族差別を許すな!」と叫んでいたのですが、私には差別をする意識など微塵もありませんでした。


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