木目込みと日記

木目込み人形製作と日々の出来事

読書感想文

2008-09-03 20:50:12 | Weblog
なんでうちの人達は、感想文を平気でぱぱっと書けるのだろう?
思えば私は学校の頃、夏休みの宿題をいつまでも残し、最後の方になって、泣く泣く書いたものだったのに…
なんで家族で夏休みの宿題ごっこ?
何でもいいから本を読んで感想文を書こう!
なんて明るく言える家族。

というわけで、「さまよう刃」東野圭吾です。

これは実際にあった事件なのかと思ってしまうような錯覚に陥りました。
何の関係もない女性をレイプ目的で誘拐する。
そんな事件がふつうに起こるようになってしまったのでしょうか…。
無差別に人が殺され、犯人が未成年であれば、ほとんど重い罪に問われない。
被害者の家族の無念は想像に難くない。
悲惨な事件を聞く度に、なぜ、仇討ち制度がないのか思っていましたが…。という話です。被害者の父親は復讐する事ができるのか、ドキドキしながら読み進み、久しぶりに文庫500頁近い本をいっき読みでした。
昔、こういう事件があった時に娘に、「もし、貴女が残酷な殺され方をしたら、犯人が誰であれ同じように殺してやる」と言ったら、「私のためにママが犯罪者になるのはいやだからやめてね、そんなふうになるのは望まないから。」とかえってきました。
こんな優しい娘だから、なおさら、もし失ったら…と考えます。
少年法や死刑をいつまでも執行しない問題など、法律は誰の味方か。
この本を読んでますます考えさせられました。
私としては、やっぱり「仇討ち制度復活」を願いましょうか。
コメント
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