修理屋の気まぐれDiary

釣行記、日々の事、稀に撮り鉄、何でも有りの気まぐれDiary

オーバーホール その2

2012-04-24 08:02:53 | メンテナンス

その1から随分経過してしまったけど、本体を分解してみた。
ちなみに、回転枠のアームカム周辺は、よっぽどの事が無い限り今後も分解するつもりは無いので悪しからず
で、久しぶりのリールの分解。
どんな感じなんかな?と、確認しながらのんびりと進めた。

Img_1765
本体から部品を外した状態。
部品は、だいたいこんな感じに並んでいるので参考になれば・・・。
部品は無くさない様に、100均のキッチンコーナーで売ってるステンレスバットなんかに入れておくと便利やね。
ボルト類は、場所によって長さが違ったりするので、緩めたらそのままの状態で置いておくといいかも。
そうすると、『このボルト何処に使ってた?』なんて事にはならないしね。
で、ウォームシャフトギアって、このクラスはやっぱり樹脂なんやね。
ちなみに、このウォームシャフトギアを取り出す為に、ストッパーレバーをいちいち外さんとダメなんやね・・・めちゃ面倒やんけ!

Img_1764
ストッパーレバーを外す時、ストッパーカムを押さえながらボルトを緩めないと、ボルトが外れた瞬間にクリックバネがピュ~~ンと何処かに飛んでいく可能性があるので、気を付けて下さいな。(経験者は語る・・・
リールを組み立てる時、このクリックバネをストッパーカムに入れるのが最も苦手なんやけど、今回はすんなり出来た。
かなり簡単になってる気がしたけど、マレーシアレベルに合わせたんやろか?
今回はすんなり出来たけど、この作業がほんまに嫌い。
ここの組込みを、何食わぬ顔でバンバンやるおばちゃんを見た時、マジで関心したもんな。

ちょっと話がそれたけど、それぞれの部品の汚れをキレイに洗浄or拭き取って再び組立てて行く訳やけど、BBを見たらシールドが外せるやん

Img_1766
て事で、主要な4ヶ所のBBを片シールド化。
こっちの方がグリスを入れやすい、それだけの理由やけど
もちろん、シールドされてる方を外向きにして組込んでる。

で、肝心のグリスは、的なスペシャルグリス・・・では無く、純正のパーマルブグリス(DG10)を使用。
チャレンジャーじゃ無いから、社外品を試す勇気がありませんでしたわ
で、順番に組込んでいって、回転枠のナットを固定すればほぼ出来上がり。

Img_1771
回転枠ナットやけど、この画像に写ってる角が取れてる面を下にして締めると、締付時に回転枠にキズが入りにくい。
ちなみに、逆ネジでした。
以前は、逆ネジだったら解る様に1本溝があったんやけど、今は無いんやね。
溝を省いてコストカットかな?

そして、

Img_1773
一応出来上がり
ドライブギアの軸ガタを詰める為に0.05mmのワッシャーを追加したけど、若干詰まり気味になってしまった。
気にならん程度なので、次に分解する時に再調整やね。

あと何ヶ所かイジリたい所はあるけど、それはまたボチボチと進める事にしよっと。

・使用グリス(全て純正)
1.パーマルブグリス(DG10)
2.フリクションリンググリス(DG08)
3.B-100オイル(OIL1)orリールオイルスプレー

・使用工具
1.プラスドライバー各サイズ
2.六角レンチ(0.89mm)
3.スパナ(10mm)
4.ピンセット

最後に、修理屋的分解順序を。
1.ハンドル、スプール(スプール受けも)
2.本体ガード
3.回転枠
4.ローラークラッチ組
5.フリクションリング
6.本体
7.ドライブギア
8.ウォームシャフトピン
9.ピニオンギア
10.ウォームシャフト、摺動子ガイド、メインシャフト
11.ウォームシャフトギア
細かい部品は省いているけど、簡単に書けばこんな感じ。

けっこう長文になったな・・・。


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