名無しの教師の日誌

ある公立中学校教師の教育私論と日記です。

年金システムの闇

2017-06-24 11:07:19 | 日記(その他)
私事ですが、私、先日結婚しました。

入籍したのは、3月の下旬です。

結婚自体はうれしいことだし、めでたいことなんですが、同時に面倒なこともあります。

それが、諸々の手続き。

今日はその手続きの1つ、年金の話。



私は公務員なので、2号被保険者になります。

で、結婚相手は、1号被保険者から私の被扶養、つまり3号被保険者に切り替わるわけです。

その切り替えの手続きを、4月頭に私の職場でおこない、完了しました。



そして、5月下旬頃、私の妻宛に、「あなたは1号被保険者だから保険料を払え」という払込票が送られてきた。

おかしいと思い、年金事務所に電話したら、恐るべき回答が。

「被扶養の認定は、書類が年金機構に届いてから、トラブルがなかったとしても数ヶ月かかる。そのタイミングで処理をしたのなら、まだ手続きが完了していないだけの可能性が高い。
3号に認定されたら、はがきが届くはず。8月になってもそのはがきが届かなかったら、何かのトラブルだから、また連絡して欲しい。」


なんでそんなにかかるんだよ???と正直理解できなかったのだけど

オペレーターの人にそんな文句を言ってもしかたがないことだし、対応も丁寧だったので

私「それはわかったが、この支払い要求はどうすれば良いのか?」

オペレーター「支払う必要はありません。3号認定のはがきが来るまで、念のため保管はしておいて下さい」

私「はいわかりました」

こんな感じのやりとりでその電話は終了。



これで、7月頃に、3号に認定されましたのはがきがきてめでたしめでたし……の話のハズが

先週、妻のケータイに電話がかかってくる。

最初、0120ナンバーだったので、何かのセールスだと思って無視したらしいのですが、

番号をググってみると、年金機構から年金保険料支払いの督促を委託されている、民間会社の番号だったことが判明。

未納はないはずなのにおかしい……と妻は不安になったのですが

私が、「折り返してみないと何も分からんから頑張って折り返してくれ」と言い、コールバック。

で、その電話で分かったことだが

・システム上、私の妻は、まだ3号認定が完了していないので、1号被保険者という扱いになっている。
・私と年金事務所の間で5月に交わされたやりとりは、その委託先に申し送られていない。
・よって、その委託先からは、私の妻は、年金支払い義務がある1号なのに、今年度になってから急に支払いをバックレ始めた人にしか見えない
・だから、督促の電話がかかってきた。

ということ。

実は、妻にコールバックさせる前に、私はどうせそんなことだろうと、5月に年金機構と私がした会話の概要を説明し、それと入籍日を言えと仕込んでおいた。

だから、スムーズに事が解決した。






やっぱこの国の年金システム、もうダメだと思います。

まず処理に時間がかかりすぎ。

100歩譲って、その時間がかかるのはしかたがないとしても、その行き違いで国民に支払い義務のない督促の電話がかかってくる。

だれもが不幸になってますよこれ。

そしてだからみんな不信・不審に思い払わなくなる。

ちなみに補足しますが、私はその督促の電話をかけてきた会社は全く悪くないと思います。

彼らは、与えられたデータを根拠に、与えられた職責に忠実だっただけです。

むしろ気の毒です。

貧乏くじ引いてます。

こんなことがあるから、本当に支払い義務があるのに払わない人に払えといっても払ってもらえないばかりが罵詈雑言を浴びせられることもあるでしょう。

悪いのは現場じゃないです。

制度です。



そもそも、少子高齢化社会で、世代間の支え合いは無理があります。

組み体操のピラミッドと同じでしょう。

下の人数が減ったら、当然崩壊するんですよ。

そろそろ本気で制度を作り直さないとまずいんじゃないの?と思った案件でした。


これで8月になっても3号認定のはがきが来なかったら、めんどくさいなぁ……苦笑



追記

トラブルは続きました……続編はこちら


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