名無しの教師の日誌

ある公立中学校教師の教育私論と日記です。

子どもの貧困

2018-12-25 00:19:24 | 日記(その他)
最近よく耳にする「子どもの貧困」という言葉に違和感を感じている

冷静に考えてみて欲しい。子どもにはそもそも経済力は無いのだ。

すなわち、貧困なのは子どもでは無く保護者の方である。

子どもはその保護者の貧困のあおりを受けているに過ぎない。



この間、ある報道番組を見た。

それによれば、「子ども7人に1人が貧困状態である」のだそうだ。

私は「7家庭に1家庭の保護者が子どもをちゃんと育てられる経済状況に無い」というのが正確であると考える。



ではなぜ「保護者の貧困」または「親の貧困」と言わずに「子どもの貧困」と呼ぶのだろうか。

これは完全にニュアンスの問題であるが

前者の表現を使うと「保護者個人の問題」という色が強くなり

後者の表現を使うと「社会の問題」という色が強くなるからだろう、と私は推測している。


テレビ局からしてみたら、保護者の問題であるという色が強くなると、「シングルマザー叩きだ」と批判されるリスクが大きくなるから、やりたくないと言うことなのだろうか。

でもそれでは問題の本質がボケてしまいやしないか。



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