名無しの教師の日誌

ある公立中学校教師の教育私論と日記です。

アルマーニ校長について

2018-02-11 09:59:35 | 日記(学校)
アルマーニ監修の標準服を導入しようとした校長先生が批判されていますね。

批判記事は、すでに星の数ほど存在するので

私はあえて、この校長先生を弁護する立場で記事を書こうと、最初は思いました。

このような重大な変更を行なう際は、事前に必ず文書を保護者に出ます。

疑問はもっともだが、騒ぐならその文書が出たタイミングで騒ぎなさいよ……という主旨の記事を書こうと思ったのです。

そして、調べてみると……

その文書は、2017年11月17日付けだそうです。

あ、だめだこりゃ。

ヒラ教師の私ですら、「遅くね?」と思ってしまいました。

この時点で、小6の子どもを持つ親からしてみたら、寝耳に水ですね。

この校長先生は、制服で無くて標準服だから、いけると思ったのでしょうか?

こんなタイミングで、「決定事項の通知」という形で文書が出たら

批判的な意見を持つ親が出るのは当然で

情報化社会の今、メディアの格好の標的になるのは予想できたはず……。

ここでポイントになるのは、批判的な意見を持つ親の割合が多いのか少ないのかは問題では無いと言うことです。

そのような親が一定数以上出た時点で、この校長先生の負けでしょう。



あと、私は個人的には、標準服という存在にそもそも否定的です。

なんですかこの中途半端なルールは。

私服にするか制服にするかどっちかにしておきなさいよと言いたい。



まぁ、私立だったら、こんなことにはならなかったのかもしれませんね。

これをきっかけに、現在の多くの学校における生徒指導の基本が「そもそも妥当なのか?」と議論の対象になりそうです。

制服指導や頭髪指導の基準ですね。

しばらく騒ぎは続きそうです。







以下、余談。

「校長」というワードでGoogle検索をかけたら、一番上に出てきたのは

一部の間ではレジェンド校長と呼ばれる元校長・高島雄平氏の情報でした。

彼は、フィリピンで1万2600人を買春し、そのとき未成年の裸体を撮影したとして、起訴されたのち、退職金の3000万円の返納と懲役2年、執行猶予4年となりました。



思わず笑ってしまった。

この人、生まれるタイミングがあと1世紀早ければ、聖人として人生を終えられた気がする。


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2 コメント

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格差ではなく袖の下 (tsuguo-kodera)
2018-02-11 19:06:10
 この校長は頭が変。外見も中身も。格差や銀座のためでなく、業者から袖の下を貰ったから、もうどうしようもない。それで抜き打ちで決定したと私は推理しています。
 学校の先生が哀れ。皆さん真面目にやっているのに、ごく少数の教育委員や教育長やこのような校長が袖の下を貰い、意思決定するから、すべての先生がそのような人だと思われてしまう。
 少なくとも私はすべての校長も五十歩百歩だと思ってしまいました。
 教師の道を選ばず、貧乏のぺいぺいのまま、悪いことをしないと心がけ定年になった自分を褒めているニュースでした。
 真面目そうな管理人様はご愁傷様です。でも、このブログ村の先生方も似たような稼業の人が多いだろうと私の友人と話しています。
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Unknown (筆者)
2018-02-11 20:48:05
コメントありがとうございます。
私も実際、教師になってから、「学校って案外合理性が無い組織だなぁ」と思うことがしばしばあります。
この件が、様々な見直しのきっかけになれば、良いなと思っています。
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