名無しの教師の日誌

ある公立中学校教師の教育私論と日記です。

学習の目標は、時間ではなく内容にすべきである

2020-04-25 20:13:05 | 日記(学校)
「我が子が家にいても、全然勉強をしていない!」

コロナな情勢下、そんな保護者の方の声をしばしば聞きます。

そんな方に紹介したいのがやったこくんです。

やったこくんとは何か?その使い方は?

については、こちらで詳しく紹介されていますので、ご参照ください。

http://shin-gaku.com/weblog/2013/03/post-48.html



これ、本来は、テスト勉強の計画表なんですけど

長期休校の自主学習計画表に転用できると思います。

よくあるダメなテスト計画が

「一日に何時間勉強する」
「何時から何時までは、何のワークをやる」


みたいな。

これはダメ

何がダメかというと、「勉強をすること」が目的になってしまうのです。

勉強は目的ではありません。自分の能力・学力を高める手段でしかありません。

極論言えば、一日に何時間勉強しても、身についていなければダメなのです。

その場合、勉強の仕方の何がまずかったのかを検討し、やり方を変えなければならないのですが

「〇時間勉強する」が目的だと、その辺が一切考慮されず

「今日はこれだけ勉強したからよし、あとゲームしよ」

となり、成果の検討が全くされない危険性があります。



一方のやったこくんは、要するにTo Doリストです。

勉強時間は不問で、成果で判定します。

つまり、子どもたちは、勉強の成果のセルフチェックを強いられるわけです。

おすすめですよ。


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