
新潟の湯沢の飯士山です。
越後湯沢もかつては近いという認識はありませんでした。
夜行の普通列車長岡行で未明に越後湯沢に着き、駅で仮眠するというのがふつうでした。
駅といっても新幹線のできる前の古い駅のことです。
しかし、新幹線ですと「近い」と思えます。
確かに新幹線は速いですが、速い以外には何もいい所がありません。
越後湯沢駅からタクシーで岩原スキー場までやってきました。
料金は2000円ちょっと、この位なら問題ありません。
越後湯沢駅までは「大人の休日倶楽部ジパング」の割引切符でやってきました。
通常の30%引きですので、タクシー代は軽く出ます。
さて、スキー場のゲレンデの下から山頂を目指します。
若い頃ならいざしらず、今の年齢ではこのコースが妥当です。

左手の苗場山方面

上がるにつれ、背後に谷川連峰がせり上がってきます。

さらに高度を上げ、右手に巻機山
それにしても、背後から陽射しを受け、暑いです。
ようやく潅木帯に入りますが、所詮潅木ですので相変わらず陽射しを受け続けます。
それでも、時々は高い木が日陰を作ってくれます。
花と展望に慰められながら登って行きます。

タニウツギ

ムラサキヤシオ

ユキグニミツバツツジ

木々の間から足拍子岳方面

アズマシャクナゲ

巻機山~柄杓山

苗場山
汗をたっぷりかいて、南峰まで上がってきました。

南峰から飯士山

南峰から苗場山

南峰からの眺め - 柄杓山~谷川連峰 (クリックで拡大)
南峰から少し下って山頂まで登り返します。

オオカメノキ

タムシバ

オオイワカガミ
文句なしの展望の山頂に着きました。

山頂からの眺め - 茂倉岳~万太郎山~仙ノ倉山~平標山・苗場山 (クリックで拡大)

山頂からの眺め - 巻機山~柄杓山~朝日岳~武能岳~一ノ倉岳~茂倉岳 (クリックで拡大)

麓の土樽地区

奥に八海山・駒ケ岳・中ノ岳

山頂の北側には古い石仏が祀られています。

山頂の北側から苗場山
下りは山頂の南下の分岐から南東に延びる尾根を辿ります。

ムラサキヤシオ
この尾根ではオオイワカガミが見られました。








基本的に眺めもいいです。

エチゴキジムシロ

ナガハシスミレ


ナガハシスミレ / フデリンドウ

フデリンドウ

再び、ゲレンデ歩きに突入です。
見た目では歩きやすそうなのですが、実際は見た目とは異なります。
結構急ですし、草で滑りやすいです。
そのうえ、灌木の切り残しが枝をもたげていますので、転倒すると危険です。
但し、視界を遮るものはありません。
相変わらず陽射しは強いですが、風が吹き出していたので逆に気持ちがよかったです。

三角形の大源太山、右に七ツ小屋山 - これらを歩いたのはなんと四十数年前のことです。

クロガネノ頭・足拍子岳・荒沢山

スミレ(マンジュリカ)

ツボスミレ
さて、ゲレンデの下の登山口まで戻ってきました。
ここから越後湯沢駅に戻るために岩原スキー場前駅に向かいます。

途中で見られたタニウツギ
列車の本数は圧倒的に少ないですが、予定の電車で越後湯沢駅まで戻りました。
しかし、新幹線で直ぐに帰らずに、不動滝を見に行きます。


不動滝 - 小ゼン / 大ゼン
「セン」とは、滝や沢を意味するそうです。

大ゼンの下に祀られていた不動明王

ニリンソウ

ミヤマキケマン

ミヤマハコベ

エチゴキジムシロ - 通常のキジムシロとの違いは小葉が5枚で下の一対が極端に小さいこと

不動滝付近から飯士山
越後湯沢駅まで戻り、速~い新幹線で帰宅しました。
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