花山季記

花・山歩・季節

飯士山 オオイワカガミ

2023年05月22日 | 山歩 - 甲信越




新潟の湯沢の飯士山です。

越後湯沢もかつては近いという認識はありませんでした。

夜行の普通列車長岡行で未明に越後湯沢に着き、駅で仮眠するというのがふつうでした。

駅といっても新幹線のできる前の古い駅のことです。

しかし、新幹線ですと「近い」と思えます。

確かに新幹線は速いですが、速い以外には何もいい所がありません。



越後湯沢駅からタクシーで岩原スキー場までやってきました。

料金は2000円ちょっと、この位なら問題ありません。

越後湯沢駅までは「大人の休日倶楽部ジパング」の割引切符でやってきました。

通常の30%引きですので、タクシー代は軽く出ます。

さて、スキー場のゲレンデの下から山頂を目指します。

若い頃ならいざしらず、今の年齢ではこのコースが妥当です。



左手の苗場山方面



上がるにつれ、背後に谷川連峰がせり上がってきます。



さらに高度を上げ、右手に巻機山

それにしても、背後から陽射しを受け、暑いです。

ようやく潅木帯に入りますが、所詮潅木ですので相変わらず陽射しを受け続けます。

それでも、時々は高い木が日陰を作ってくれます。

花と展望に慰められながら登って行きます。



タニウツギ



ムラサキヤシオ



ユキグニミツバツツジ



木々の間から足拍子岳方面



アズマシャクナゲ



巻機山~柄杓山



苗場山


汗をたっぷりかいて、南峰まで上がってきました。



南峰から飯士山



南峰から苗場山



南峰からの眺め - 柄杓山~谷川連峰 (クリックで拡大)

南峰から少し下って山頂まで登り返します。



オオカメノキ



タムシバ



オオイワカガミ


文句なしの展望の山頂に着きました。



山頂からの眺め - 茂倉岳~万太郎山~仙ノ倉山~平標山・苗場山 (クリックで拡大)



山頂からの眺め - 巻機山~柄杓山~朝日岳~武能岳~一ノ倉岳~茂倉岳 (クリックで拡大)



麓の土樽地区



奥に八海山・駒ケ岳・中ノ岳



山頂の北側には古い石仏が祀られています。



山頂の北側から苗場山


下りは山頂の南下の分岐から南東に延びる尾根を辿ります。



ムラサキヤシオ

この尾根ではオオイワカガミが見られました。


















基本的に眺めもいいです。



エチゴキジムシロ



ナガハシスミレ



ナガハシスミレ / フデリンドウ



フデリンドウ



再び、ゲレンデ歩きに突入です。

見た目では歩きやすそうなのですが、実際は見た目とは異なります。

結構急ですし、草で滑りやすいです。

そのうえ、灌木の切り残しが枝をもたげていますので、転倒すると危険です。

但し、視界を遮るものはありません。

相変わらず陽射しは強いですが、風が吹き出していたので逆に気持ちがよかったです。



三角形の大源太山、右に七ツ小屋山 - これらを歩いたのはなんと四十数年前のことです。



クロガネノ頭・足拍子岳・荒沢山



スミレ(マンジュリカ)



ツボスミレ


さて、ゲレンデの下の登山口まで戻ってきました。

ここから越後湯沢駅に戻るために岩原スキー場前駅に向かいます。



途中で見られたタニウツギ

列車の本数は圧倒的に少ないですが、予定の電車で越後湯沢駅まで戻りました。


しかし、新幹線で直ぐに帰らずに、不動滝を見に行きます。



不動滝 - 小ゼン / 大ゼン

「セン」とは、滝や沢を意味するそうです。



大ゼンの下に祀られていた不動明王



ニリンソウ



ミヤマキケマン



ミヤマハコベ



エチゴキジムシロ - 通常のキジムシロとの違いは小葉が5枚で下の一対が極端に小さいこと



不動滝付近から飯士山


越後湯沢駅まで戻り、速~い新幹線で帰宅しました。




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