小耳はミーハー

小耳にはさんだことへの印象批評

「幸せ」は好き?

2006-08-29 23:57:43 | ドラマ
良い事があると、その分だけ不安になるのは、生まれ育った環境のせいだろうか。
こんな幸せをボクなんかが付与されていいはずがない、きっと何かある、きっと悪いことがある。そう思ってしまう。子供のころから。

あまりいい癖だとは言えない。
幸せに対しての小心者、である。
たとえば誰かに、Don’t worry be happy.と言われたとしても、そんなカッコよく横文字にしたからって騙されないぞ、という気持ちになる。

でも、言い換えれば、ボクは不幸でいることが楽だと思っているのだ。
ここでいう不幸とは具体的・物理的な不幸という意味ではなく、【幸せになるにあたわず】という意味だけれど。

確かに、幸せであることは、なかなかに大変なことだ。
先日、ちょっとボクの人生では、考えられないほどの幸せがやってきた。
ちょっとあまりに規格外で、ボクはその幸せを取りこぼしまくり、舞いあがり、夢心地だった。
ありがとう。
ほんとうにありがとう。と言い続けても足りないほどの。

でも、その幸せがあまりに規格外だったので、今ぼくは案の定不安に陥っている。

ぼくはやはり少し必要なものが欠如している。
人の気持ちがあまり分からないのではないかとも思う。
それ故に、人を傷つけたり、嫌な気持ちにさせたりすることも多々ある。
ごめんなさい。
ほんとうにごめんなさい。と言い続けても足りないほどの。

やはり、まだボクは、この世にあるとされている【幸せ】には相応しくない。
幸せに相応しい人は、相手もちゃんと幸せにできる。
それは生まれ持ったものと、日々の誠実さがもたらしている。

みんな、ありがとう。
そして、ごめんなさい。

「大切」は好き?

2006-08-23 02:57:02 | ドラマ
夜中の電話。
相手の迷惑なんて気にしない。
誰かと話ができれば、それでいい。

深い眠りか、浅い眠りか。ぼくを待つのは、どっちだろう。
それはぼくが決めることできないけれど、
寝ぼけた声で電話に出てくれる君が、
「もうすぐ夜が明けるよ」と言う。

大切だ。
夜が明けることを教えてくれる人は、大切だ。
言われなければ、ぼくは気づかない。
夜明けにも、君の悩みにも。

夜明けのセックス。
相手の困惑なんて気にしない。
誰かが感じてくれれば、それでいい。

深い繋がりか、浅い繋がりか、ぼくらを待つのはどっちだろう。
それはぼくが決めることではないけれど、
かすれた声で感じてくれる君が、
「もうすぐ日が暮れるよ」と言う。

大切だ。
日が落ちることを教えてくれる人は、大切だ。
言われなければ、ぼくは気づかない。
夕暮れにも、君の決意にも。

背中から長い糸を垂らして、
人と人の間を、縦横無尽に走り回る。
気づけば、絡まり、ほどけない。
気づけば、絡まり、ほどけない。

夜明けにも、夕暮れにも、
君の悩みにも、決意にも、
絡まってしまった糸にも、
気づかないフリを決め込んで、
ぼくは行くのか。
君は泣くのか。

「深入り」は好き?

2006-08-15 02:36:05 | ドラマ
突然、自分の一日の時間が24時間ではなく、12時間くらいになってしまった感じがする。
寝てないから、起きている時間は長くなっているはずなのに。
そっか、人って寝ている時間がたまんりある方が、時間があると感じる生き物なのね。じゃあ、もし死んでしまったら、きっと時間がありすぎて困るだろうな。
では、時間がないということは、起きて生命活動しているということ、生きているということか。
OK。

でも、遊んで寝てないのはいいのだけど、仕事で寝てないのは、どうもメリハリがなくていかん。
新しい経験もなかなかできないし。
ほら、この文章だって、なんか生臭い。瑞々しさに異常に欠けている。
こんなときは、安易な快楽・虚ろな優しさに溺れてしまいそうになる。
もう誰も傷つけてはいけないって解ってるのにね。

飲み屋のお姉ちゃんにもて遊ばれるくらいで、我慢しよう。本気になるのは止めましょう。
深入りはよくない、コーヒーも、快楽も、深入りに手を出すと、ますます眠れなくなるぞ。俺。