うんたま森のキジムナー

トンボ

台風が過ぎ去ったばかりだというのに、
トンボが飛び交っている。
次の台風がやってきそうだ。

宮古島には池や川がほとんどなくて、トンボが
生息する環境には適していない。
宮古島で見られるトンボは、オキナワチョウトンボ、
タイワンウチヤンマ、
ショウジョウトンボ、ギンヤンマ、イトトンボ。
飛び交っているのは、ベニトンボで赤トンボに
よく似ている。

ベニトンボはフィリピンや南方のパラオから
台風の外側の風にのってやってくる。
数千キロの距離を風にのってやってくる。
いつだったか、漁師仲間と酒を飲んでいるときに
トンボの話になった。

「セミは食べたけれど、トンボは
食べたことがない」こんな話から
トンボの幼虫のヤゴの話になった。
誰もヤゴを知らなかった。
長く島で暮らしているがトンボの幼虫のヤゴを
見たことがない。

オキナワチョウトンボやタイワンウチヤンマは
島の中で産まれて成虫になるそうだが、
池や川がないのでほとんど見ることがない。

飛び交っているのは遠い距離を渡ってきたトンボたち。
トンボの群れがやってくると老練の漁師は
「台風だな。」とつぶやいていた。
いつのまにか、その年よりの仲間入りをしたようだ。


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コメント一覧

きじむな
緊急事態宣言に慣れてしまったのか、観光客で
満員です。連日新規感染者は300人を超えています。宮古島では昨日7人でした。
落ち着くまでには、まだまだですね。
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