うんたま森のキジムナー

旧盆

年末に本土から送られてくるカレンダーは、
沖縄では役に立たない。沖縄のカレンダーには、新暦の下に
小さく旧暦が書き込まれている。
なにかと行事、祭事が多い沖縄では旧暦が必要になってくる。

毎日、海に出ていく私たちも潮に大きく左右されるため旧暦を
知らなければならない。
旧暦の中でもビックイベントは、やはりお盆。
旧暦の7月13日が迎え火。沖縄では「ウンケー」と言う。
ウンケーの数日前からスーパーや市場で旧盆セールが始まる。
パイナップルなど売られているが、これはお盆用のパインや
スイカなので、甘いとはかぎらない。
本物だけれど飾り物。
祭壇にお盆のお供えをして、ご先祖様を迎える。
その光景は、見えないけれど、まるで迎える人たちにとっては
見えているような錯覚を起こす。

翌日旧暦14日は中日。「ナカビー」と言う。
本土から久しぶりに帰ってきた親族や家族とそれにご先祖様を
交えて楽しい時間を過ごす。

そして15日は、送り火。「ウークイ」と言う。
あの世から来たご先祖様を夜の12時に家を出た辻であの世の
お金(ウチカビ)を燃やして送る。
翌日には本土から戻ってきた家族、親族も帰る。

あっと言う間の三日間が過ぎる。最近では島でも本土企業が
増えたので、旧盆に三日間休むわけにもいかず、
最後の送り火「ウークイ」の日だけは、会社もお休み。
しかし、旧盆は台風に見舞われることが多く、島に戻ってきた人
たちも帰りの飛行機を心配している。



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