3月~から翌1月の半ばまで、ほぼ毎日海に出る生活
なので、サクラと紅葉を見る機会がない。
いつか落ち着いて眺めたいものだ。
私が産まれ育った大阪の北摂地域に住む人なら誰もが
食べたことのある一風変わったものがある。
なんとあのモミジの落ち葉を天ぷらにして食べるのだ。
落ち葉を拾って天ぷらにするとは、さすが関西人と
言いたくなるが、これが少々クセになる味で、
揚げたての香りが引き寄せる。
大阪府箕面市に伝わる伝統的な銘菓。その歴史は古く、
1300年前、修験道場であったこの箕面山で、
修行していた役の行者が、滝に映えるもみじの
美しさを灯明の油(菜種油)で
”もみじのてんぷら”を作ることで表し、旅人に
振舞ったのが始まりだという。
なぜかこの時期になると思い出し、懐かしい味が
恋しくなる。
確かに伝統的な銘菓をとうたっておるだけに、
ただの落ち葉を拾ってそれを天ぷらに
しているのではなく、食用として使うには、
一年間塩漬けにするそうだ。
あれほど嫌って地元を離れたはずなのに、季節の節目に
懐かしい思い出がよみがえってくる。
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kijimuna
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