うんたま森のキジムナー

紅葉

本土では紅葉の季節が始まる頃。
3月~から翌1月の半ばまで、ほぼ毎日海に出る生活
なので、サクラと紅葉を見る機会がない。
いつか落ち着いて眺めたいものだ。

私が産まれ育った大阪の北摂地域に住む人なら誰もが
食べたことのある一風変わったものがある。
なんとあのモミジの落ち葉を天ぷらにして食べるのだ。
落ち葉を拾って天ぷらにするとは、さすが関西人と
言いたくなるが、これが少々クセになる味で、
揚げたての香りが引き寄せる。

大阪府箕面市に伝わる伝統的な銘菓。その歴史は古く、
1300年前、修験道場であったこの箕面山で、
修行していた役の行者が、滝に映えるもみじの
美しさを灯明の油(菜種油)で
”もみじのてんぷら”を作ることで表し、旅人に
振舞ったのが始まりだという。

なぜかこの時期になると思い出し、懐かしい味が
恋しくなる。

確かに伝統的な銘菓をとうたっておるだけに、
ただの落ち葉を拾ってそれを天ぷらに
しているのではなく、食用として使うには、
一年間塩漬けにするそうだ。

あれほど嫌って地元を離れたはずなのに、季節の節目に
懐かしい思い出がよみがえってくる。


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コメント一覧

kijimuna
ゆっくりと紅葉を楽しみたいですね。
こちらは戻り夏「十月夏」がやってきました。
ダイバー
紅葉は千葉の梅ヶ瀬渓谷と京都南禅寺、桜は皇居の千鳥ヶ淵と目黒川両岸が各々双璧と思いますが、還暦過ぎての少ない経験なので、全国区のご指摘は大歓迎です。モミジの天ぷらは地元で食べてみたいですね。
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