「フェリーたらまゆう」は1月７日で最後の航海となった。
平良港―多良間の定期航路で２００７年７月から
約14年間、人や物資などを運び続け無事故で
役割を終えた。
８日からは新たに「フェリーたらまⅢ」が就航した。
フェリーたらまⅢの。
総トン数は４９９㌧、全長68・６㍍、幅11・８㍍
（「たらまゆう」４５７㌧、64・95㍍、11・６㍍）と
大型化している。
旅客定員１５０人、乗組員定員10人。
車両甲板も広くなり乗用車26台を搭載できる。
航海速力は18・０ノットで平良―多良間を２時間で結ぶ。
新造船の就航に伴い係留場所がこれまでの第２ふ頭から、
新たに整備された第４ふ頭に移転する。
宮古島から多良間島までの距離は約67キロ。
多良間島は東西6キロ、南北4,3キロ、
そんな小さな島に1151人の島民が暮らしている。
飛行機も就航しているが、ノンビリ短い船旅もオススメだ。
船で多良間島に向かうと面白い現象が見られる。
多良間は平べったい島で、一番高い場所は海抜34ｍ。
その隣の石垣島までの距離は約35キロ。
こちらから船で多良間島に向かうと多良間島より先に
石垣島が見えてくる。
石垣島の於茂登岳の標高は526ｍ。
地球は丸いので、先に標高の高い石垣島が見えてくというわけ。
自分の呼吸する音が聞こえてくるくらい静かな島である。
