うんたま森のキジムナー

恵方巻

節分が近くなるとコンビニやスーパーで「恵方巻」
が売られている。恵方巻を食べるのは関西の習慣で、
関東ではあまり知られていなかった。

宮古でオバァが恵方巻を知っていたことに驚いたことが
ある。オバァたちの中には、若い頃に関西方面の縫製工場に
集団就職に行っていた人が多い。
それと寿司文化の違いもある。

宮古で寿司と言えば巻きずしや稲荷寿司のことで、
江戸前は高価な寿司というイメージがある。巻き寿司や稲荷寿司、
押し寿司は関西で江戸前は関東。大東寿司や八丈寿司は関東から
移民してきた人たちがもたらしたもの。

コンビニの戦略に乗せられて今では節分には豆まきより
恵方巻になった感がある。子供のころ、その年の恵方にむかって
祖母が作った太巻きずしを食べ終わるまで口をきいては
いけなかった。
「しゃべるな!」と言われても、子供が太巻きずしを
一気喰いするのだから話せるわけがない。

今年の恵方は南南東!恵方にむかって太巻きずしを一気食い。
関西の太巻きずしは、かんぴょう・きゅうり・卵などを
巻いてあるが宮古ではウィンナーの天婦羅や白身魚の天婦羅が
入っているものもある。


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