宮古島には県立宮古高校、県立宮古工業高校、県立宮古総合実業高校、
そして県立伊良部高校の4校がある。
私立高校はなく全て公立高校である。
中でも県立宮古高校の前身である沖縄県立宮古高等学校は
離島で初めての高校である。
1928年(昭和3年)開校したそうだ。
県立宮古高校の敷地には「宮古女子高等学校跡地の碑」がある。
かって「宮高女」(みやこうじょ)の愛称で親しまれた
県立宮古高等女学校は、女子の高等教育の機会を求めて、
1936年(昭和11年)に宮古郡町村組合立宮古高等女学校として開校した。
開校直後の11月には、下里馬場(現在の馬場団地)で催された
「ドイツ皇帝感謝碑建立60周年記念式典」でダンスを
披露するなど、早くから活躍を見せたとある。
創設時から度重なる陳情の末、1940年(昭和15年)に県立化が
果たされ、1948年の学制改革によって宮古女子高等学校に
名を改める。
1954年(昭和29年)に共学化が図られ、当時男子校だった
県立宮古高校と合併し「宮女」は廃校となる。
そういえばオバァから女学校の話しを聞いたことがある。
公設市場が賑やかだった頃、野菜を売っているオバァが
女学校出だとよく言っていた。
宮古島の高校進学率は90%以上で、ほぼ全ての生徒が
高校へと進学する。本土で宮古島出身者がいれば最低学歴は
高校で車の運転免許証は持っている。
高校を受験して希望の高校に合格できなくても、どこか
定員割れの学校には進学出来る。
宮古島では県立宮古高校の理数科に行って、
琉球大学に進んで、公務員になるか銀行か
沖縄電力に就職するのがエリートなのだ。