宮古島市が外来生物のヤエヤマイシガメの駆除を
実施する。と記事が出ていた。
「希少種サワガニ保護に全力」という見出し。
もともと宮古島にはイシガメはいなかった。
誰かが隣の八重山から持ち込んだものが繁殖して
しまったらしい。
試験的にイシガメの駆除を実施したところ二晩で
54匹を捕獲したそうだ。まるで雨上がりのカタツムリのように
多くいるように書かれてある。
イシガメ自体希少種で絶滅危惧種に指定はされていないが、
ワシントン条約の中で課題に取り上げられている
生物の一つ。八重山にだってサワガニはいる。
外来種(八重山)が入ってきたことで生態系が変わって
希少種の存在が危ぶまれるのは確かに問題ではあるが、
それを人間が元に戻すことは出来ない。
ミヤコサワガニも希少種ならヤエヤマイシガメも希少種。
宮古島市長は「大いにやっていただきたい」とコメントを
しているが、どちらも絶滅危惧種。判断は自然に任せた方が
いいと思うのは、無責任なことかな。
