今朝、カラスの鳴き声が聞こえていた。
サシバが渡ってきてから、しばらくカラスは姿を消していた。
久しぶりにカラスの鳴き声を聞いた。
リュウキュウハシブトガラス。
伊良部、多良間島に生息している。
昔は宮古島本島にも多く見られたそうだが、1970年頃には
宮古島本島からいなくなった。
大野山林の一部では数羽確認されていたそうだ。
なぜ宮古島からカラスが消えたのか、土地改良で肥料を使ったからとか
いわれているがその理由は今も謎に包まれている。
伊良部大橋がかかってから、カラスが再び現れるようになった。
ハシブトガラスの行動範囲は600m〜1キロくらいだそうだ。
橋を伝って渡って来たという人もいるがホントのところはわからない。
カラスの鳴き声は不吉だという人がいる。
映画のシーンなどで不気味さを表すのにカラスがよく使われる。
古来カラスは吉兆であると言う。
日本神話でもカラスは神の使いとして登場してくる。
スピチュアルな面では、カラスは
「神からの導き、予言を示す存在」だという。
また、カラスは「オシドリよりもオシドリ」だといわれている。
その理由は、オシドリは繁殖期ごとに相手が変わるがカラスは
ツガイになると一生変わらない。
一度ツガイになると、その相手と繁殖期の度に出会い一緒に
ヒナを育てていく。
ヒナを育てながら繁殖期が終わるまで家族で過ごす。
それが終われば離れるが、再び繁殖期がやってくると、
同じ相手を見つけ出し、それを一生繰り返す。
そうやってカラスの鳴き声を聞いていると、不気味さよりも
愛おしく感じられる。