沖縄では、夏場は高温となるため、どうしても野菜が少なくなる。
そんな中でパパイヤの実は「夏場の野菜」として重宝がられている。
パパイヤは消化不良や胃腸疾患、肌荒れや汗疹、アトピーなどの皮膚炎、
その他アレルギーの改善に効果があり、さらに心臓疾患や動脈硬化、
肥満防止に効果があるといわれている。
ビタミンCは熱に弱く、こわれやすいものだが、パパイヤの持つ
ビタミンCは熱にも強くこわれにくいため沖縄では炒め物にして食べる。
結構づくしのパパイヤであるが、実は厄介な植物。
沖縄では自然にあちこちに雑草のように自生している。
パパイヤにはオスとメス、そして両性という3種類の木があり、
苗木の段階では、それを見分けることができない。
植えてみたらオスの木で実がならなかったということもしばしばおこる。
実の形もメスと両性では変わってくる。
メスの木になる実は丸い形で両性の木になるのは西洋梨形である。
最近ではクローン技術により、優良な両性の苗木を作る研究がされているとか。
最近話題になったのが、オスの木に実がなっているのが発見された。
見つけたのはパパイヤの実を取りに来た76歳の男性で子供の頃に
1度だけオスの木に実をつけたのをみたことがあるそうだ。
全国ではリュウゼツランの開花や竹の花が咲いているのが各地で
見られている。100年以上に一度の開花は不吉の前兆とされている。