うんたま森のキジムナー

マグロ

こんなにも海が近くにあるのに、魚を売り物にするお店は
あまりない。いくら海が近くても、海が荒れれば漁に
出られない。魚を冷凍保存すれば鮮度が落ちる。
沖縄でも高級寿司屋に行くと「築地直送」と張り紙も珍しくない。

沖縄の魚はハタやマチ、フエフキダイなど白身の魚が多い。
しかし、一番多く水揚げされているのは「マグロ」
魚種別漁獲量の約5割以上を占めている。毎年、約8千トンから
9千トンで、全国3位だ。マグロにも種類があり、
高級なクロマグロ、ビンナガ、キハダ、シーチキンなどに
加工されるメバチマグロ。
漁師にとってはクロマグロは宝くじともいえるだろう。

日本のマグロで一番の高値を出すのが大間のマグロ。
築地に持ち込まれればキロあたり1万円以上も値段が入ることも
ある。沖縄でクロマグロが釣れる時期は4月~7月頃。
今年も数匹水揚げがあったが築地には送らない。築地では仲買人が
鮮度を見分ける。鮮度が悪ければ送料の方が高くつくことも
あるので、地元か沖縄本島へ出荷する。

私たちが島で食べるマグロはビンナガかキハダマグロ。
やはり鮮度の良いものが美味しい。最近では航海計器や魚探、
レーダーなどを備え、船のエンジンも大きくなり漁も便利には
なったが、経費がかかりすぎることもあり漁だけで生活を
支えるのは難しい。漁業者が育たない環境になっている。


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