ニラミをきかせている。
沖縄では定番の魔除けグッズ。
シーサーの下や近くにスイジ貝をおいている家もある。
スイジ貝はスイショウガイ科の巻貝で、
老成すると6本の棘のような突起がでてくる。
これが水の字に見えることから、この名がある。
地域によって「火難厄除け」に門戸に吊るすとこや、
単に魔除けにしているところもあり、
地域によって異なるようだ。
池間島では玄関にスイジ貝を置き、赤いペンキで
上部のツノだけ塗ったり全体を赤く塗ったものが
置かれている。
これは池間島でしか見たことがない。
本来スイジ貝は食用である。
大きな鍋で湯がいて、中身を出すが、
これがなかなか難しい。
貝の内臓部分が残ってしまいハエがたかる
原因となる。昔はよく採った。
午前中に潜ってとって、午後からゆがいて、
実を出して、市場にもっていくのは
市場が閉まるギリギリの時間。
あの頃は、そんな時間があったのが不思議に思う。
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