収穫の手伝いから逃げてまわっていたことも
あった。土日ともなるとどこのキビ畑も
家族親類総出でサトウキビの収穫に追われて
いたが、今では、機械化でハーベスターが
収穫している。
沖縄ではサトウキビのことをウージと言う。
種子島ではオウギ、奄美ではウギ、
日本語の別名はカンショ、中国語ではガジョー
というそうだ。
サトウキビの発祥はニューギニアあたりで
紀元前、現在のインドからさらに
東南アジアに広まったといわれている。
日本での栽培地域は南西諸島が特に多く
沖縄県と奄美群島が大部分を占める。
サトウキビが砂糖の原料と思われているが
サトウキビから白糖は取れない。
いわゆる黒砂糖の原料で、他にもグルタミン酸、
味の素、搾りかすをバガスというが
バガスからラム酒、搾った汁から砂糖を取り除いた
液体からバイオマスエタノールを取り出し、
自動車燃料にしてつかう研究がされている。
いろいろな分野でサトウキビが使われている。
ここ宮古島でもバイオマス燃料に対する
実証実験が行われている。
サトウキビ=砂糖と思われているが
他の分野に使われているものが多い。
年々、サトウキビ畑が少なくなってきている。
高齢化と農業離れが進んでいる。
「昔は一面サトウキビ畑だったさぁ」
と言う日がくるのかもしれない。
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