うんたま森のキジムナー

クマゼミ

季節ハズレの台風通過で恵の雨が降った。
それでも今年は水不足が心配される。
沖縄では、梅雨が明けると、一気に青い空が広がり、
紺碧の水平線の彼方から真っ白な入道雲が湧き出て輝く。

そんな日の朝、リュウキュウクマゼミが
一斉に鳴き出す。
このセミの鳴き声は力強く
「梅雨明け!盛夏突入宣言」の
ファンファーレのようだ。

宮古・八重山地方では、ちょうど夏至の頃に
鳴き出すので、このセミのことを
「カァーチィーサンサン」
(夏至・蝉)と呼ぶ。

宮古島に来て、最初に住んだ場所は公園の前だった。
普段は水をぶっかけられても起きないくらい
寝起きが悪いほうだが朝から、まるで時間を
決めたように鳴き始めるクマゼミの鳴き声は
騒音に等しい。

夏休みに入れば、子供たちがセミを取りにくるが
子供たちがたくさんセミをとっても、
鳴き声は小さくならない。
そろそろクマゼミが一斉に鳴き出す頃だ。
宮古島は盛夏をむかえようとしている。


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コメント一覧

きじむな
梅雨明けに吹く「夏至南風」
カーチバイが吹き始めました。
本格的な夏がやってきます。
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