うんたま森のキジムナー

ハインリッヒ

お昼の休憩に、波の静かなビーチのすぐ近くに
船をとめた。ビーチではシュノーケリングや
海水浴を楽しんでいる人たちがいる。
小さな子供を連れたお父さんが、子供の手を引いて
船のすぐそばまでやってきた。親子の話し声が
聞こえるほどの近さ、船は人の足がつかない
水深までしか入れない。

労働災害の話によく用いられるハインリッヒの法則と
いうのをご存知だろうか?1:29:300 一つの重大事故の
背景には29の軽症事故があり、そして無傷災害が300
あるというもので、事故が起こる前に、なんらかの
事故になりそうなことが起こる。
お父さんが子供の手を引いて、何回か足を深みに
滑らせた、「おっとっと」とお父さんの声が聞こえる。

子供は浮き輪の中にいるが、お父さんが浮き輪を
引っ張るたびに子供は浮き輪から抜け落ちそうになる。
時折、強い風が陸側から沖へとビューと音がするほど
吹き付ける。子供とお父さんは海を楽しんでいるが、
見ているほうは気が気ではない。
毎日、海にいる私たちから見れば、いつ溺れても、
流されてもおかしくはない状況だ。

ニュースでは連日、水の事故が報道される。ビーチで
泳いでいる人たちを見ているとあれだけたくさんの人が
いるのだから統計的に考えても事故が起こりえる。
ハインリッヒと言う人は損害保険会社の人で、
この論文を書いたそうだが、初めは、氷のように冷たい
数字人間だと思ったけれど、出来るだけ事故を未然に
防ごうと考えていたんじゃないかなぁ 保険会社だって
出来ることなら保険金を払いたくないだろうから・・・・・

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