一雨ごとに気温が下がっていく。
どうやら今年は、もう台風はこないようだ。
季節風は、少し前と比べると弱くなっている。
長く吹き続くことも少ない。
移動性高気圧や帯状高気圧型の気圧配置が多く、
沖縄地方も穏やかな好天が続く日がくる。
風が南寄りになる日には、日中は夏のぶり返しの
ように暑くなる。
本土では「小春日和」と呼ぶが、沖縄では暑すぎるので
「十月夏小」(ナチグァ)と呼んでいる。
手元の沖縄季節カレンダーには「十月夏小」の横に
「小夏日和」と書いてある。
地元のオジィ達は「戻り夏」と呼んだりしている。
このような小春日和は日本だけでなく欧米でも
「インディアンたちの夏」
「老婦人の夏」「聖人の夏」
など特別な呼び方があるようだ。
南西諸島では約2週間ほど穏やかな日が続く。
そしてこの十月夏が終われば本格的な冬型気圧配置と
なって強い強い北風が吹き続く。
しかし本土のように厳しい寒さに見舞われるわけではない。
年末あたりには石油ファンヒーターをつけるが、
窓は開けっぱなしだ。
歳を重ねるごとに冬の寒さが重く感じる。
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