見出し画像

うんたま森のキジムナー

白鳥

船にカモメが降りて来た。ゆっくりと羽根を休めればいい。
沖縄の唄に「御船の高ともに、白鳥や居ちょん。
白鳥やあらん、うみないおすじ。」
(船に白鳥がとまっているよ。いいや、あれは白鳥じゃない。
ウナイ神が航海を見守っているよ。)という唄が語り継がれている。

船にとまる白い鳥は幸運の兆しであるという。

琉球八社の一つ「普天満宮」の女神が人間だった頃の話し。
娘は日がな一日、機織りをしながら暮らしていた。
ある日のこと、いつものように機織りをしていると、急睡魔におそわれて、
ウトウトしたかと思ったら、いつのまにか荒れ狂う海の上をまるで鳥が
旋回するように飛んでいた。海に目をやると、転覆しそうな船が一艘、
木の葉のように波間に見え隠れしていた。
よく見るとそれは自分の父と兄が乗った船。
慌てて手を伸ばして兄を助けた。次いで父に手を伸ばそうとした瞬間、
母に揺り動かされて目が覚めた。その夢からしばらくして、娘の元に
父と兄の遭難の知らせが届いた。兄はかろうじて助かったが父は
戻らなかった。

ウナイ神にまつわる昔話が語り継がれている。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

きじむな
天気図を見ると本土の梅雨開けが早そうですね。
来週には梅雨が明けるかも知れません。
ダイバー
若い頃、会社の先輩に強引に海釣りに誘われて、九十九里浜の小さな港から朝の三時頃、真っ暗な荒波の太平洋に向かって、初めて船に乗りました😰 十人ほどの釣り人たちは慣れた風情で落ち着いているように見えたので、海釣りなんてこんなものかと諦めていましたが、一時間ほど沖合いに出てから波が荒すぎるからと、釣糸を下ろすことも無いまま港に戻ることになりました☹️ 船宿に戻ると当たり前のように正規の船賃を徴収され、一旦港を出れば同じだけ料金がかかることを知りました😞 その後は二度とお誘いに乗らずに無事に今日を迎えています🙂 海は怖いです😥
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事