うんたま森のキジムナー

船底掃除

船は船底にカキや藻が生えてくるので、
一ヶ月に二度ほど陸揚げして船底掃除を
する。船を陸揚げしている暇がないときは、
潜ってタワシでゴシゴシと落とす。
通常は船底にカキや生物が付着しにくくなる
塗料を塗るが、そんなに大きな船では
ないので塗料は塗っていない。

船底にカキや藻などが付着すると、水の抵抗が
ましてスピードが落ちる。船底塗料を塗るだけ
でも1~2ノット(1.8㌔~3㌔)ほどスピードが
落ちる。当然、エンジンにも負担がましていく。
500トンクラスの船になると、一年に一度、
陸揚げして船底掃除、塗料の塗りなおしを
するのに二百万~三百万ほど経費がかかる
こともある。それほどの経費をかけても、
スピード、エンジンの負担、燃料代を考えれば
得だ。

たとえば、船底に付着したフジツボや藻が
原因でスピードが5ノット落ちると
一時間で5マイル、10時間走らせて50マイル、
20時間で100マイルの距離差が
出てくることになるので、船にとっては船底に
つく付着物は悩みの種だ。
燃料代が深刻な問題となっているので、港では
漁師もタワシを持って海に飛び込み
船底掃除をしている姿をよくみかける。

今月は忙しくて、なかなか船を陸揚げする暇が
ない。今日もスタッフは海に飛び込んで
ゴシゴシと船底を掃除するだろう。


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