うんたま森のキジムナー

保証人

沖縄本島での仕事が終わって、帰っても予定が
なかったので、隣の離島である宮古島にふらり訪れたのが
今から約30年前。
何日滞在するか決めていなかったので、安い宿に宿泊
していた。一週間くらいのつもりだったのが、毎日、
ダイビングやビーチで遊んでいると気付けば2カ月を
超えていた。

どうせ次の仕事のオファーがあっても沖縄本島か
離島しか受けないつもりだったので、
アパートを借りることにした。

問題は地元の「保証人」
今まで他人に頭をさげて保証人など頼んだことがなかった。
オキナワに住むなら、まずは人脈作りから・・・
そういえば、なにかの本にそんなことが書いてあった。
そういうことか・・・

宿泊している宿のオバサンに「部屋を借りようと思うけれど、
地元の保証人なんて、そもそも知り合いなんていないから」
と言う話をしたら「私がなるさぁ~」と言う。
私が何の仕事をしているのかも知らない人に頼めない。

ビーチやダイビングで知り合った地元の人にも話をしたら
「俺がなるさぁ」と誰もが言う。
そもそも私の本名も知らないのに・・・

当時はアパートを斡旋する不動産屋などなく、
直接大家さんを探して部屋を借りるのが
この島のやり方だった。断られるのを覚悟して、見つけた
アパートの大家さんを訪ねて
「地元の保証人がいない。」ことを告げると
「チョット待っていなさい」と言ってどこかに電話をする。

話し声はマル聞こえ「部屋を借りたいとナイチャーが
来てるから、お前が保証人になってあげなさい。
大家はなれないさぁ~、じゃぁお前の名前を書いておくから」
ってことで部屋を借りれた。
結局いったい誰が保証人になったのかどんな人なのか、
わからずじまい。

今は保証人のいない人でも保証協会を頼むことができるそうだ。


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