チョットしたお茶漬けのようなものが
食べたくなる。
母親の好物が塩昆布とお茶漬けだった。
よく台所で立ったまんまお茶漬けを食べていて、
祖母に叱られていた。
塩昆布と一緒によく食べていたのが
イカナゴの佃煮。
佃煮って江戸っ子、下町というイメージが
あるが、元々は関西が発祥である。
東京の佃島に住み始めたのは関西の人が
移住して佃煮を作ったのが始まり。
元々は、今の大阪の西淀川の佃と
いうところに住んでいた人達だ。
祖母から昔話を聞くように佃煮の始まりを
よく聞いた。
本能寺の変が起こったとき、家康は大阪の堺にいた。
すぐに地元三河に逃げようとしたが、四方を水に
阻まれ身動きが取れなかった。
その時の家康を助けたのが佃の漁師たちだったそうだ。
家康が江戸に幕府をひらいたときに、その恩を
忘れず、佃の漁師を呼び寄せて
佃島に住まわせたのが始まりだと、
子供の頃、祖母から聞かされた。
私世代の関西生まれなら、何度かこの話を
きかされて育ったと思う。
今でも塩昆布と佃煮を見ると、この昔ばなしと
母を思い出す。
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きじむなー
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