一時期は人口比例で飲み屋の数は日本一だった事もある。
宮古島の飲み屋街、通称「イーザト」太陽が昇る方角、
東を「アガリ」、西を「イズ」西里と書いて「イーザト」
イリサトが語源だと思われる。
陽の明るいうちはひっそりとしているが、夜になると飲み屋街の
看板に明かりがともる。夜になると一つの街が姿を現す。
潮がひけば姿を現す「ヤビシ」のようだ。
札幌、有楽町、銀座、六本木、難波・・・・店の看板を見て歩く
だけでも面白い。フィリピンパブ、ロシア、内地ギャル、民謡酒場、
なぜか夜の駄菓子屋まであり
まぁ、なんでもアリといった街、それが「イーザト」
若い頃は、この飲み屋街に入り浸った事もあった。
携帯電話などなかった頃は、「私を探すならイーザトの街で私の
名前を大声で呼べばいい」と言われたくらいで、朝までこの街の
どこかの飲み屋で過ごしていた。
この十年くらいは、足を踏み入れた事もない。
このあいだ、漁師仲間から「お前、最近、また、イーザトに
入り浸っているらしいな」と言われた。夜は9時就寝の生活、
居酒屋で飯を喰って帰って寝る習慣が身についているのに、
女性を求め飲み屋街などに行くわけがない。
「どこからそんな噂が出るんや」と聞けば、
「親戚のタクシーの運転手が、ゲイバーから出てくるお前を
乗っけた」と言っていたぞと言う。
確かに数回、その店に行った。
ただそれだけで、そんな噂が広まるなんて、さすが宮古島。
最近は、ガールズバーと言うところにも、興味がある。
