「ジュウロクニチ」と呼び門中の墓の前に親族一同が集まり
ご馳走を持ち寄って、さながらピクニックのような
ことをする。当然、お墓の掃除や供え物をする日で、
公共機関は午前中まで。
沖縄本島や本土からも親戚が集まってくるので、この日は
飛行機のチケットがとりにくい。
宮古島にきて、はじめてこの習慣を知った。
お墓の近くでは車がズラリと並んで、お墓の前にたくさんの人が
集まってワイワイとやっているので、不謹慎なことをするもんだと
思ったりもした。
先祖崇拝の島では、墓の扉を隔てて、あの世の人とこの世の人が
一緒になってご馳走を食べるという習慣。
沖縄本島では二十四節気の「清明」にこの行事を行うので
「シーミー」と呼んでいる。
確か今年の清明は4月頃だったと思う。
本土では彼岸に墓参りを行うので、沖縄本島の清明祭と
日が近い。当然、移住者の我々には関係のない行事なので、
知り合いに誘われたりもするが、どうもお墓の前というのが
気になって丁重にお断りしている。
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