夜釣りのシーズン。漁師だけでなく、一般の人も、時には
大漁してくるので、魚の値段も下がることがある。
大漁・不漁にかかわらず、漁師顔負けに「釣り」を
語る人が増える。
夜釣りから帰ってきた人に「どう?釣れた・・・」と
聞くと、なかなか期待通りに釣れないことの方が
多いので、「潮が悪かったさぁ」という。
潮のせいばかりではないが、釣れる潮の条件とは、
昔から「上げ三分・下げ7分」といわれている。
上げ三分とは、干潮から上げ潮に入ってから約2時間後で、
下げ7分とは、満潮から約4時間半後ということになる。
昔からの言い伝えのようなもので、この時間帯がもっとも
魚が釣れやすいという。
また、海があまりに凪いでいたなら
「いわゆるベタナギ」魚はおびえて喰わない聞いた
ことがある。老練の漁師に聞いたところ
「潮の動きはじめに喰い始めるが、上げ3分
下げ7分は、釣れる条件としてはあまり関係がないそうだ。」
「素人はなんでも潮のせいにしたがるもんさぁ」と
笑っていた。しかし、この老練のベテラン漁師のオジィも
不漁で帰ってきたとき「潮が悪い」と口癖のように
言っている。以前は縄を手に持って漁師は釣っていたが、
今では電動リールに釣り竿が当たり前。
「喰ったら、1・2・3と数えてからしゃくれ!」と
教えられたのは昔の話。
今では電動リールにしゃくり機能もついている。
