うんたま森のキジムナー

118

出港前に、海上保安庁の保安官がやってきた。
「船舶検査証と免許を見せてください」
よくあることで、検問・職質問のようなもの。
若い頃は警察官や保安庁の制服をみると、
少し緊張したものだが自分の息子くらいの
保安官に、あれこれ聞かれるのはなんだか変な感じ。

パンフレットを渡され、「沖合で不審な船舶を
見かけたら連絡してください」との事。
「君達が鼻をたれている頃は、私の船を
保安庁が四六時中監視してたんやで」と
言いそうになったが、今は後ろ指を刺される
ようなことはない。

「もし、不審船を見かけたときは、出来れば
118ではなく、直接、宮古島海上保安庁に
連絡をください」と言っていた。
陸上は110番・救急車は119番・海では118番。
118番に連絡すると那覇司令本部につながる。
通報の多くがいたずら電話で、困っているらしい。
実は、宮古島保安庁も人員が少なく、
宮古島保安庁に時間外に連絡すると
石垣海上保安部へ電話が転送される。
どちらにかけても同じような気がするが、
海のもしもは118番へ!


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