うんたま森のキジムナー

白化現象

海水温の上昇で、サンゴの白化現象が広がって
きた。珊瑚礁の海を「花畑」のようだ。と表現される
ように、サンゴは赤、青、黄色と本来はカラフルな色を
している。サンゴは褐中藻という、わずか0.01mmほどの
単細胞の藻類がサンゴに住んでいて、この褐中藻の
光合成によって栄養を得る。

海水温が30℃を超えると、褐中藻がはがれるように
流れていきサンゴが丸裸になってしまう。この状態に
なると真っ白になり白化現象というわけだ。
白化してもすぐにサンゴが死んでしまうわけではない。
水温が下がって褐中藻が戻れば又、復活するが、水温が
高いままだと死んでしまう。

15年ほど前に先島諸島のサンゴ調査で、各離島周辺の
生息調査を行ったときにこの白化現象が確認された。
その後、1998年に世界的規模でサンゴの白化現象が
起こり、世界の約16%のサンゴが失われたと言われている。
一般的にサンゴとして知られているのは、造礁サンゴと
呼ばれているテーブルサンゴや枝サンゴなどで、
世界には約700種類、沖縄では約350種類のサンゴが
生息している。今回のサンゴの白化現象は、危機的
状態まで広がるかも知れない。
サンゴのない沖縄の海なんて、創造できないね。

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