新しく開発された住宅地に引っ越した知り合い
から、「子供がお化けが出ると怯えている」と
相談を受けた。そんなものいるはずがない!
朝起きるのが嫌でそんなことを言っているのだろう
と思い、当の本人に「どんなお化けが出るんや?」
と聞くと「首が無くって、・・・・」とリアルに
姿かたちを話しだす。
実はその場所は昔、琉球王朝時代の斬首場と
されていたところで、地元の人でも知っている人は
まずいない。たまたま地元の歴史に興味を持っていた
私が知っていたくらいだ。その後、ユタに頼んだ
そうだが、このお化け騒動、信じる・・・?
宮古島の斎場が老朽化の為、移転して立て替え
られることになった。
どこに建設するかでスッタモンダあったけれど、
ようやく地元の人の理解を得て建設場所が決まった。
さぁ工事を始めようとしたとき「待った!」が
かかった。待った!の理由が
「ここは神様の通り道にあたる」と言う神様に
仕える人の一言。この地域は古くから信仰心が
今でも強く残るところ、地元の人も神様に仕える人の
意見は無視できない。以前、大神島で工事を
強行して色々と起こり結局工事が取りやめに
なったことがある。色々と起こり(とても信じら
れないことが次々と起こり犠牲者もでた)斎場の
建設はいったいどうなるのやら。
神様と身近に暮らす島の習慣も残すべき自然の
一つじゃないかなぁ。
